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解離性障害

解離性障害

解離性障害とは

解離性障害は記憶の一部分もしくは全部をなくしてしまう記憶喪失や、自分が自分である感覚がなくなる、勝手に体が動いてしまう、幻聴・幻視など様々な「解離」症状のために、日常生活や社会生活に支障をきたしてしまう精神疾患のことです。

あるときの出来事がごっそりと抜けて思い出せなくなる、予期せぬ場所へ記憶がないまま行ってしまう、などの症状がみられ、日常生活や社会生活にも大きな支障をきたすようになります。

発症には、幼い頃の虐待、強い外傷的ショックなど、心的な傷を残すような出来事が関わっていることが多く、つらい体験を自分から切り離そうとするために起こる精神の防衛反応から起こると考えられます。

解離性障害の種類

  • 解離性健忘
    精神的ストレスをきっかけに出来事の記憶や感情の一部分、あるいは全てを忘れ、思い出す事が出来なくなります。短期間で記憶が甦ることもありますが、長期に及ぶ場合もあります。
  • 解離性遁走
    自分が誰かという感覚が失われて、普通の生活から離れて放浪し、放浪している間の記憶がありません。放浪中は、名前や住所などについての記憶がないにもかかわらず、着替えや電車に乗るなどといった日常生活には支障がありません。
  • 離人症
    自分を見下ろす自分がいるように感じたり、自分が体験していることなのに、まるで映画を観ているように感じたり、現実感が失われます。
  • 解離性運動障害
    運動機能に異常が現れ、手足の麻痺など体の感覚を失ってしまうことや、体の一部が勝手に動いてしまう症状が現れます。
  • 解離性てんかん
    心理的な要因で昏睡状態になる、体が思うように動かせなくなる、感覚が失われるなどのてんかんによく似た症状が現れます。
  • 解離性同一性障害(多重人格障害)
    一人の人間の中に複数の人格が存在する障害です。それぞれの人格は名前や年齢、性格、趣味嗜好なども異なり、全く別の人格が現れます。解離性障害のなかでも最も深刻な症状であると言われます。

解離性障害は幻聴や幻視が現れることが多く、統合失調症と間違われやすい所があります。統合失調症の幻聴は声が外から聞こえますが、解離性障害の幻聴は内部から聞こえると言われます。

当薬局の漢方相談では、

  • 気の上衝に対して発散を助ける漢方薬
  • 気の鬱滞を改善する漢方薬
  • 気の不足を補う漢方薬
  • 瘀血を改善する漢方薬
  • 水分の滞りを改善する漢方薬

などの漢方薬を用いますが、それぞれに薬方はいくつかあります。
糸練功で五志の憂と呼ばれる自律神経系や精神神経等の大脳辺縁系に係る経気の異常を探り、臓腑経絡、気血水等を踏まえて選薬します。いくつかの要因が重なっている場合も多く、必要な漢方薬の種類と必要な服用期間を左右します。漢方薬の働きで滞っている気の流れを改善することにより好転に導きます。

解離性障害の当薬局症例

滋賀夕刊参考記事