本陣ロゴ
0749-82-3438

子宝と漢方薬

はじめに

病院で検査を受け、大きな病気はないが少しホルモンの値が低い、ホルモンのバランスが悪いといったことがわかったとき、妊活のために二つの方法があります。
一つは、病院によるホルモン治療、もう一つは、私のおすすめする、漢方薬の内服などによって体調を整える方法です。

赤ちゃはおいしい血液という栄養と酸素をたっぷりもらえて、暖かくて、ふわふわしていて、最高に気持ちの良い環境が大好きです。
胎教として何よりも大切なことは、お母さまのおなかがいつも気持ちの良い状態であること。

漢方薬は、ホルモンバランスを整え、お母様のおなかの中が、おいしい血液と酸素でいっぱいのあったかふわふわベッドにするのが大得意。それは、漢方薬が数千年という歴史の中で生き残ってきた、ヒトを健康に導くための薬だからです。
本来女性は妊娠する力を持っているはず。妊娠できないのは、自分の体が今は妊娠してはいけない体だから。体の声に耳を傾けて、妊娠してもいい体に戻してあげればよいのです。
漢方薬の便利なところは、病院治療による副作用を少しでも和らげることが出来ること。西洋医学と併用したってかまいません。併用することにより、かえって病院治療の効果を上げることも可能です。

当店の子宝相談

最近、漢方医学は西洋医学との結合により、治療効果を高めようという動きが活発です。私は、漢方医学理論と西洋医学理論の結合から生まれた周期調節法を子宝相談に取り入れています。
周期調節法の基礎が作られたのは、今から50年ほど前のこと。女性の月経周期の生理的な特徴を基本に、漢方医学理論と西洋学理論を結合して考案された新しい漢方の不妊治療法です。その原理は4000年の歴史とも言われている漢方の理論が基礎となっており、その基礎をさらに発展させ、計算しつくされた方法とも言えます。

私が実践している不妊周期調節法は、南京中医薬大学付属病院(江蘇省中医院)婦人科の老中医(名医)であり、周期調節法の大家である夏桂成教授より直接指導を受けた理論によるものです。
2000年ごろより 北京中医薬大学叢宝滋教授の周期調節法の資料を基に周期調節法を実践、2002年10月、夏桂成教授が来日、その時の講演で深い感銘を受け、その来日がきっかけで2003年11月南京中医薬大学付属病院で研修を受ける幸運に恵まれました。この後、毎年1週間、中国不妊婦人病周期調節法研修を受けるようになり、現在に至っています。
2003年の研修から10年ほどの間に、夏桂成先生の著名度はますます高まり、中国国医大師になられました。現在では「夏先生の周期調節法」と言えば、どこの中医薬病院の婦人科でも知らない人はいません。

※国医大師:中国政府が、中医学(日本でいう漢方医学)に貢献のあった老中医に授与する最も名誉ある称号。中国国内に30名しか存在しない。基本的な条件として55年以上の職歴が求められ、中医師・薬剤師としての臨床経験の他に、生薬の鑑定や炮制など中医学の各分野における深い経験をもつものが選ばれる。また、臨床・研究における成果だけでなく、医者としての品格なども選定の対象となる。

周期調節法とは

「陰陽とは天地の道なり、万物の綱記、変化の父母、生殺の本始、神明の府なり」
これは漢方の古典、黄帝内経素問の大切な一節です。すべては陰陽で成り立ち、陰陽は物がつくられる道理である事を表しています。周期調節法はこの陰陽理論をもとに考えられた方法です。
女性には生理周期があります。体温の低い時期の月経期、低温期、体温が変化する排卵期、体温が高い時期の高温期に大きく分かれます。この時の生理周期の特徴が、ちょうど陰陽理論に当てはまる事に注目されたのです。

陰陽転化

体温の低い時期は陰、体温の高い時期は陽となり、陰から陽に変わる排卵期、陽から陰に変わる月経期、すべてがうまく当てはまり陰陽理論で応用できます。その考え方に基づいて漢方薬を服用すると、今までの漢方の服用方法よりさらに効果が高まる事に気がついたのです。
4000年の漢方の歴史も非常に重いものです。様々な成功と失敗の経験則に基づいて有効である理論のみが今に継承されています。
西洋医学が発展し、基礎体温という形などで女性の生理周期が詳しくわかるようになり、それを陰陽変化の理論と結びつけて考え出された漢方の服用方法が周期調節法と言えます。

周期調節法の原理

周期調節法で生き生きと

周期調節法は月経周期と深いつながりがあるのはお分かりいただけたでしょうか。
女性であれば月経周期に伴い体調の変化を多かれ少なかれ感じているはず。月経期には、痛みはないにしても少し体が重かったり、排卵期ごろから便秘気味になり、高温期にちょっと気持ちが不安定になったり・・・PMS症候群という言葉も最近ではよく耳にする言葉ですね。
軽い症状ならホルモンの変化に伴う当たり前の変化ですが、それが体につらい症状として現れる場合は、改善していく必要があります。周期調節法はその周期に伴う体の不調を、正常な状態に導いていく方法です。その方の持って生まれた体質を基本として、月経期、低温期、排卵期、高温期の体調と、基礎体温の形から必要な漢方薬を選定していきます。
周期に分けて漢方薬を飲み分けるうちに、月経周期に伴う体の不調が効率的に軽減していき、周期的に感じられていた生理痛、排卵痛、イライラ、頭痛、胸の痛み、ニキビ、肌荒れなどがなくなり、とても体が楽になっていくのが分かります。肌荒れがなくなるので、美容的にもお勧めです。
女性は生理があるために、行動を制限されることもしばしばです。生理の不調から、精神的に不安定になり誤解されることだってあります。周期調節法は、女性が生き生きと過ごすための、効率的なお手伝いができる素敵な方法でもあるのです。