糸練功について
糸練功の原理
糸練功(しれんこう)は医療気功の一種です。
気功は、軟気功・硬気功・外気功・内気功に分類され、糸練功は軟気功・外気功を応用しています。
人間の身体には、常に経気と言うエネルギーが流れています。
病気になると、その愁訴部(症状の現われている部位)や、疾病によっては特定の部位(反応穴)に「経気の乱れ」が生じます。
糸練功によって経気の乱れをとらえ、その程度や進行具合を判断し、正常化させる漢方薬を探ります。
漢方薬を選ぶ場合、問診・望診・聞診の他に、この糸練功を駆使することにより、お客様の病態をより正確に把握し、漢方の証(現在の体質と病態、漢方処方)を導き出すことができます。
糸練功でわかること
糸練功では以下のようなことがわかります。
現在の病態を起こす経気の乱れの程度と勢い
(これにより、最適な漢方処方とその必要量や服用法、改善に必要な期間、漢方薬終了の時期等が判断できます。)先天的か、後天的か
病態の原因の予測
アレルギーや副作用の判断 など
また、ご本人がいらっしゃらなくても直筆の字があればこれらを遠隔で診ることが出来ます。
現在の糸練功
糸練功の技術は常に進化しており、最近では病態の標治(表面的に現れている症状)、本治(病態を起こす原因、体質)をより深く探ることが出来るようになっています。
また、経気の流れを邪魔する詰まりや汚れ、澱みを改善することにより、漢方薬の効果をさらに高めることも出来るようなっており、まだまだ技術の進化に終わりはないと言えます。
※尚、糸練功は診断行為ではありません。
糸練功は、漢方の証(体質・病態、漢方処方)を決める技術です。
医師が行う診断ではありません、必要に応じて必ず医師の診断をお受け下さい。