今日はテレビ会議の日でした。
夜8時から、始まる会議で、アドバイザーはお馴染みの陳志清先生。
主題は子宮内膜症を持った不妊症例
同じ子宮内膜症でも、中医学ではケアの仕方が違います。
胃腸が弱いとき、
痛みが強いとき、
かなり冷え性のときなど・・・

血液の流れを良くすることを大事にしなければいけないとき、
暖めてあげることが大事なとき、
胃腸を丈夫にしなければならないとき。

一人ひとり本当にケアの仕方が違い、さじ加減の大事さを改めて認識しました。
うーん・・・・・疲れましたが、またまた勉強になりました。
グループの先生方、ありがとうございます。
本日も時間オーバーで10時まででした。やっと今、晩御飯を食べました落ち込み

今日の症例は、とにかく普段から痛みがあり、月経痛がひどく、卵巣嚢腫の術後も痛みが取れないときの場合です。

爽月宝を使い、暖めるために参茸補血丸などを使うのですが、
初心に帰った気持ちでした。

ところで、月経痛のことについて、
昨日来られた若い女性から聞いたのですが、
結構、月経痛にイブを服用することが、当たり前になっているのだとか。
そのことに対してはあまり心配していないとか・・・・・・びっくり

そして、必ずハンドバックに携帯していて、
いつでも服用できるようになっているとか・・・びっくり

それは大変怖い事です困った

  家漢方の本陣薬局                                                                                                                                      

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月経期は、中医学で考えると暖めてあげなければなりません。

体が適当に温かいと、酵素やホルモンが正常に働いて、
子宮内膜の分解がスムーズに起こり、きれいに排泄されやすくなります。
そして、子宮の中はきれいになり、準備を整えるのです。

このときに、冷えていたり、血液の流れが悪かったりすると、
子宮内膜はうまく排泄されず、さまざまな病気の原因となると考えられています。

ただでさえ、出血していますから、月経中は普段よりも免疫力が低下します。
体の弱っている方は、月経ごとに風邪を引く方もおられるくらいです。

体温が1度下がると免疫力は半分になるということをご存知でしょうか。

鎮痛剤は、痛みを止めるだけでなく、体温も下げてしまいます。

ただでさえ免疫の下がる月経期に、さらに鎮痛剤で体温を下げることは、
体にとって大打撃ですショック
色々な婦人病の素だと思います

まず原因となることを取り除き、きちんと養生して、
それでもだめなら、漢方薬を服用してみましょう。

それでもどうしてもつらいときに、少しだけ鎮痛剤に頼ることも考える。
(私は絶対いやですけど。今のところ、十数年服用せずに何とかこれました)

それくらいの気持ちでいていただけたら、
もっといろいろな病気の予防ができるのでしょうね。

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この記事を書いた人

竹内 美香穂
漢方相談専門の薬剤師です。薬学部卒業後、東京の漢方薬局にて修行し、多くの女性とお悩みを共有してきました。得意分野は妊活と婦人科疾患。ストレス社会に負けず「自分が心地良いと感じる毎日を過ごす」お手伝いをいたします。担当:子宝/プレ妊活/各種婦人病/女性の体質改善など/Twitter:@mikaho_takeuchi/Instagram:mi_kampo