留まることを知らず
流れること水の如し・・・・硬くなった子宮内膜もふわふわに・・・
中医学には、破血という言葉があります。
破血とは、血を破る・・つまり、凝集して固まってしまっているような血液を、破り融かす作用のことを表現します。
凝集した血液の塊とは、腫瘍、筋腫、卵巣嚢腫、血栓、動脈硬化のような状態です。
活血作用(血液の流れを良くする)と少し違う働きで、血栓にさらに強力に働きます。
その性質を利用して、活血効果のあるものと併用することにより、
上記の病の治療にとても効果的に働きます。
糖尿病は、血液がどろどろになり血管が硬くなって
組織がダメになっていく病気です。
たいした症状がないうちに、
心臓、脳、眼、手足が病んでいき、機能しなくなります。
中国の病院では、糖尿病の治療に水蛭(すいてつ)製剤を使います。
水蛭には非常に強力な破血効果があり、詰まりかかっている微小循環の血栓を融かし、改善する働きがあるからです。
他にも、あらゆる腫瘍、筋腫、卵巣嚢腫など、血栓があり凝集しているような病気に使われています。
今まで、水蛭製剤は日本になく、それに代わる強力な作用を持ったものもありませんでしたが、
水のように流れる血液で、快くなっていただきたい・・願いをこめて名付けられた、
水蛭のはいった「水蛭製剤」が日本でも扱われるようになったのは、とても嬉しいことです。
硬くなったものをやわらかくする目的で使われる水蛭ですから、
先日の勉強会でも、
年齢によって硬くなりつつある子宮内膜も、ふわふわに柔らかくしてくれるのではと話題になりました。
いずれにしろ、糖尿病だけでなく、高齢者の不妊の方にとっても、嬉しいものになりそうです。
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