ダイの成都研修 その1 ?病院研修?
皆様にご迷惑をおかけしました。
無事中国研修より帰ったのですが、すぐまた伝統漢方研究会の第3回全国大会が横浜であり、ばたばたして報告ができませんでした。m(__)m
少しずつ中国研修について書きますね。(でないと来週はサトの中国研修!)
今回ダイが行ったのは、四川省成都市。
成都は人口一千万人(東京とほぼ同じ)、中国第3の都市です。
ここに中国でもトップレベルの中西結合診療科をもつ四川大学附属第一病院華西医院があります。
(附属病院には他に第二が産婦人科小児科、第三が職業病、第四が口腔科)
(四川大学は北京大学、清華大学に次ぐ、中国第三の難関大学。 日本で言う東大、京大の次レベル(@_@))
第一附属病院だけでもベッド数4300床、一日外来患者数8000人、診療医師800人、看護師1600人という巨大病院です。
外来棟が一つ、入院棟が3つ、それぞれ15階建てぐらいのビルからなり、中国の病院というものに抱くイメージを遥かに超越した最新設備を備えた超近代的大病院でした。
外来診療の受付に並ぶ人たち
第3入院病棟の10階に中西結合診療科があります。
中西結合診療科とは中医学と西洋医学両方に熟練した医師により、東洋医学と西洋医学の両方から患者さんの治療にあたります。
毛、黄、夏各教授
ここは中国全土はもちろん、世界で一番、急性膵臓炎に対する治療成績が高い医療チームなのです。
アメリカの治療成積は死亡率25%を越えていますが、ここは10、7%です!
入院患者への点滴はなんと!麦味参(生脈散)の点滴です。
この病棟の入院患者の8?9割の方に使われているとのこと
驚くべきことにこの病棟では手術後でも痛み止め西洋薬は全く使わないとのこと。漢方薬で充分痛みが止まるため必要ないそうです。
入院病棟見学の後はたっぷり麦味参製剤の臨床講義を受けました。
心、肺疾患はもちろんのこと、今後は老化予防、抗疲労、延年益寿・・・
といった予防医学に非常に有益な処方であるとまとめられたのが印象的でした!
講義担当の夏教授と・・・
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