先日Sさんがとてもしんどそうに来られました。
貧血が酷くて何もする気力が無いとのこと。
もともと甲状腺の働きが少し悪いので、妊娠されたら特につらいのでしょうね。
でもご主人様が一生懸命なれない料理をして頑張っているとのこと。
パパさんになるための勉強を今から頑張っているんですね!
すごい!すごい!
Sさん夫妻が来られたのは数ヶ月前。
精子の状態がよくないとのことで、ご主人様の相談が中心でしたが、
実は奥様も甲状腺のお薬を服用されていてちょっと心配でした。
病院での治療もAIHも何回か経験され、子宝に恵まれず
こちらのほうに来られたのです。
明らかにお二人ともが不妊の原因になっていますから、
どちらを中心に漢方薬を服用していただくのが大事か、
とても悩みました。
漢方薬にかけられる費用も限られているようでしたし・・・・
ご主人様も、漢方薬を服用していただいて、
その効果を実感していただけるようになった頃、
妊娠の知らせを受けました。
奥様のことを考えると、これからもまだまだ安心できないのですが、
是非このままうまくいってほしいなあと思います。
甲状腺の働きが弱いと、酷い場合はホルモン剤を服用することになります。
今はこの病気がとても増えてきていると、橋本先生の勉強会で話題になりました。
この病気については(酷い場合は無理ですが)漢方薬がとても活躍するのです。
病気の一番の特徴としては代謝が悪くなり、体が冷え、無気力になってうつ症状になってしまうことですが、
漢方薬は、補気、補陽(特に補腎)という働きのものが大変多くあり、
体質や症状の出方によってきめ細かく使い分けると、
ホルモン剤を使うまでも無く良好な状態に改善することもあります。
Sさんにとって、漢方薬との出会いが幸せの入り口になってもらえたらなあと思います。
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