昨日から、「山東省中医薬大学付属病院研修まとめの会」のため
京都に行ってきました!
そのための、資料作成に
お正月返上で
毎晩頑張ってきました。
今回の周期調節法の研修先は
中国で唯一、中医病院(漢方専門の病院)でありながら、
体外受精をする病院であるため
日本の不妊治療の実情に、非常に近い状態で研修でき
大変参考になったのです
体外受精時の副作用の軽減、排卵誘発剤を使用しながらの中医学治療
さまざまな臨床例を見学することが出来ました
その中で、とても印象に残った例として
27歳の女性で、FSHが150以上あった早発閉経(POF)の方の妊娠例です。
母親が、妊娠中に飲んだピルがきっかけで
先天的に卵巣機能が弱くなった可能性のある、非常に難しい症例。
治療の中心は
私も良く使うのですが二至丸、他、補腎薬を中心とした処方で
3年の年月がかかったものの
最後にはFSHが6.8にまで下がり、妊娠に至ったという素晴らしい症例です
ホルモン治療も併用しながら
漢方薬との併用で
見事に結果が出た
まさに、中西医結合の代表例だと思います
今回のまとめの会の発表のために、時間を費やし
これらの症例をまとめながら
ますます
不妊で悩む方のためにお手伝いできることがあるはずだと再認識しました。