流産を繰り返す方の相談も
最近増えております
1回流産されたかたでも、やはり流産の経験はつらく
次の妊娠が怖くなることもあるようです
3回以上流産を繰り返した場合、習慣性流産といわれるのですが
年齢が高くなると流産率が高くなり
流産を繰り返す可能性が高くなります
こういう方には、漢方薬がとても役に立ちます。
先日の名古屋私立大学産婦人科学教授 杉浦真由美先生の講演で
大変腑に落ちたことがあります
習慣性流産の原因として
胎児の染色体異常、抗リン脂質抗体などが原因として代表的なものですが
私たち周期調節法のグループでは
多嚢胞性卵巣症候群も、流産の原因となるということを
南京で学んできました
ただ、産婦人科学会では、そのことに関して原因とはいえないと言う立場でした。
今回杉浦先生の御講演で、やっと納得できました
名古屋市立大学不育症患者1676組の原因を分類すると
胎児染色体異常 51%
抗リン脂質抗体 4%
偶発性抗リン脂質抗体 6%
内分泌異常 12%
(うちPCOS 6%)
上記の結果から多嚢胞性卵巣症候群がかなり高い%になっています
杉浦先生は、流産になる可能性があることを明言されておられ
多嚢胞性卵巣症候群のかたはその治療をすることが、
流産の予防になる場合もあると言われていました。
東洋医学のできる範囲は見極めなければなりませんが
さらに自信を持って対応できる糧となります!