昨夜から雨が降り始めました
田畑を営んでいる方にとっては
恵みの雨

「やっと雨が降る」

そんなお話をされているお客様もおられました

そして・・・・・

ダイ先生の様子は
大変順調そうです

「今まで経験したことがないほどの腰痛」

と、この世の終わりのような顔をしていましたが

「漢方薬よーきいたわ 」

と涼しい顔をしています

まあ、とりあえず一安心
少し心配しましたがよかったよかった・・・・

今日は「着床障害」についてお話ししたいと思います

3年ほど前
神戸元町夢クリニックの松本先生の着床障害の講義を受けました
そのとき、着床には複雑なっ免疫が絡んでいることが具体的に分かり
時々高温期でまだ生理ではないのに
下腹痛が時々ある場合があります

「着床痛」と考えることが出来たらいいのですが
毎回妊娠もせず、いつも排卵期の後高温期に下腹痛がある場合は
「子宮内膜が硬い」ということを考えなければいけません

「子宮内膜が硬い」と
実際着床出来ないか
うまく着床できたとしても、その後成長出来ない原因になります

着床の際には
様々な免疫細胞や
酵素などがはたらき
子宮内膜を柔らかくし、受精卵と
子宮内膜が反応しあって、融合していく過程があります

この際痛みを感じるということは
この融合がスムーズではなく
免疫細胞や酵素などがうまく働いていないか

血管がつながっていくのですが、その血管がつながりにくい状況にあるようです

例えば、扉がすっと楽に開く場合と
思いっきりギシギシ音を立てて開く場合との違いのようなものだと思います

扉は開くことは開きますが
場合によっては壊れて外れてしまったり・・・・

抵抗なくすんなり開く方がいいのです

経験上
下腹痛がある場合、
1.冷えている
2.血液の流れが悪い
3.ストレスが大きい(緊張することが多い)
4.胃腸が弱く老廃物を排泄する力が弱い
5.気血が不足している
上記の理由が考えられ、その方の状態に合わせて漢方薬を考えます

目安として排卵痛や、下腹痛が無くなる状況を目指します

桂枝茯苓丸、芎帰調血飲第一加減、水鉄製剤、フランス海洋松樹皮製剤などとともに
健胃化痰のもの、血液を補いながら体を温めるために婦宝当帰膠など服用していただき

時には免役バランスのことも考慮して
黄耆製剤、チャガ製剤などお勧めすることもあります

場合によっては紅沙棘
スクワレンなども、おすすめですから
状況に併せて、その方に合った方法で服用することが大切です

「着床障害」に関しては

今まで様々な中国研修で
時々話題になり
学んでまいりました

それぞれの先生方に特徴がありますが
「本筋」においては共通点があります

そして、時々驚くような効果を感じることがあります
漢方薬の力を信じ
さらに探求していきたいと思います