旧本陣のリノベーションが進んでいます
木之本宿で一番古い古民家
木之本の大火事の後に建てられました
270年の歴史
270年前というと江戸時代中期
それから明治~大正~昭和~平成~?? まで
その歴史の重みというか、その責任というか・・・
私の代でリノベーションするなんて夢にも思っても
みなかった・・・
昨年秋から始まった工事も
だいぶん進んできました
少し前ですが設計士の松井建築設計さんの主催で
滋賀の建築士会さんの見学会がありました
って、私らはお店で時間の都合がつかず立ち合い
できませんでした
残念・・
名簿を見せてもらうと30~40人ぐらい来られたようで
なんと、スコットランドの建築家も来られました
正直なところ、今まで建築にあまり興味を持ったことは
ないので
うちの家の作り方がどうかなんて
考えたこともありませんでした
ただ古いだけ、寒いし・・・
最初の調査から現在まで、設計士の松井さんや
施工の橋本さんに色々教えてもらっているのですが、
ただただ感心するばかり
聞いてみると、明治以前の建物の方が丈夫なのだそう
そこに洋式の建築法が入ってきて
日本建築の本来の良さがなくなってしまった・・・
それが、近年見直され・・・
この頃は古民家ブームも・・・
建築の歴史を聞いていると
日本の漢方の歴史ととても似たような流れを感じます
漢方の歴史も、蘭学(蘭方=西洋医学)が入ってきて
明治政府の政策により漢方は衰退の危機を迎えました
そして昭和になって復興し・・・
歴史を想っていると、家が生き物のように感じます
うちの歴史をずっと見て、そして住む人を守り・・・
ほんとの本当に満身創痍
よく頑張ってきたと思います
これから100年、200年先までを見越して
旧本陣
梁と柱の木組みで甦ります
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