今日はちょっと妊活と違うお話です
人生には様々な予期しない様々なことが起こります
そしてこの病気だけはかかりたくないという病気が幾つかありますね
かかりたくない病気の一つは
「認知症」
なのではないでしょうか
認知症と診断されたとき
診断された本人は
人生が終わってしまったかのような
深い悲しみ、絶望を味わうことがあります
認知症は
多くの場合よい改善方法があまりなく
ドネペジル(アリセプト)の効果も限定的であり
満足のいく効果が出ているとはなかなか言えない状況です
ただ、漢方薬を上手に利用することで
悪化を防ぎ
生活のQOLが改善している例に遭遇し
あきらめずに漢方薬の対応方法についてもっと見直すべきと
思いました。
認知症は3つの分類に分かれます
1.アルツハイマー型認知症 15%
2.レビー小体型認知症 20%
3.血管性認知症 15%
4.その他 15%
有名なのはアルツハイマー型認知症だと思います
アミロイドβ―というたんぱく質
タウタンパク
上記2つが脳に蓄積し、脳の神経を傷害されるという説が有力です
この二つのタンパクは、誰にでもできる老廃物です
ただ、過剰に増えてしまったり
正常な分解排泄が妨げられると
脳に蓄積してしまい、脳の機能を傷害してしまうのです
これらのタンパク質が主に排泄されるのは
「睡眠中」です
しかも「ノンレム睡眠」の際に排泄されます
眠っている間に
起きている間の10倍の量のこれらのタンパク質が
脳間質液中に放出され、脳の血管を介して
老廃物として排泄されるのです。
最近「睡眠負債」という言葉によく出会います
1日の睡眠不足はわずかだとしても
徐々に積み重なり
6時間睡眠を1週間続けた場合、「負債」のように溜り
1日徹夜したのと同じ疲労が体に蓄積すると言われています
そして、この1日の徹夜によって
実は大量のアミロイドβタンパクや、タウタンパクの蓄積が
脳に見られるという実験データーが報告されました
そして・・・・
この二つのタンパク質を分解できる漢方薬があるということが
最近分かってきました
特にアミロイドβタンパクについて
「丹参製剤」が、分解し体から排泄する手助けをするという報告です
丹参製剤を服用していただいた後
認知症の疑いのある方が
「耳が聞こえるようになった」
「名前を言えるようになった」
先日そのように言っていただきました
これはそのこととつながっているように思います
そして・・・・
ある方が
「レビー小体型認知症」になり
漢方薬対応をし始めているところです
幻視、幻覚、替え玉妄想
家族にとってこれほどつらい症状はありません
現在2カ月ほどで
ほとんどこの症状が見られなくなりました
まだまだ予断を許しませんし、経過を見ていこうと思います
また、そのうちその後の様子などご紹介しようと思います
先日の京都の勉強会のあと
京都の夜景です
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