雨は恵みの雨のはずですが
時々様子が変わってしまいます

九州、佐賀県の雨は
大きな被害が出てしまいました
さらに被害が広がらないようにと祈るばかりです

8月25日(日)の続きです
朝9時過ぎのスタート

まずは非常に多忙な中
京都足立病院生殖内分泌センターのセンター長でもあり
足立病院副院長である、中山貴弘先生の話です

中山先生

「着床に関する興味深い症例から学ぶこと」

という、まさに今一番知りたい「着床障害」に関連する内容です

症例1は 4㎝の筋層内筋腫をお持ちの方(内膜変形がない)

タイミング療法で子宮頸管に妊娠し、次の妊娠でも
子宮体下部に着床、前置胎盤になった
症例です

子宮頸管の妊娠は、1/9000の確率とのこと

実は私のお客様でも経験しています

原因として
子宮環境が悪いことが考えられ
子宮内膜炎
アッシャーマン
避妊リング
子宮筋腫

上記の状況があげられるとのこと

子宮筋腫の場所と形状によっての
着床障害との関連性を詳しく説明されました

子宮筋腫の種類として
1.漿膜化筋腫
2.筋層内筋腫
3.粘膜化筋腫

上記3種の筋腫に分かれます
3種類の筋腫のうち、着床に影響があると思われる筋腫は
筋層内筋腫と、粘膜化筋腫
一般的には
筋層内筋腫に関しては、
内膜変化を伴なわないものは、
着床障害につながらないとされているようですが、今回の症例から
場合によっては、内膜変形を伴わない筋層内筋腫でも
着床障害につながる可能性があるとのことでした。

以上から、手術適応ではない子宮筋腫でも
手術が不妊症に関して有効かもしれないとのこと

子宮筋腫の手術は非常に難しく
腫瘍が専門のドクターに手術してもらうと
かえって不妊につながる可能性もあるとのこと
信頼できるドクターの選択が必要のようです

不妊患者の小さな筋腫でも注意を払う必要がある

そのようにお話があり
私自身の認識も変える必要があると思いました

症例2は
胚移植カテーテルが挿入困難だった時の子宮頸管妊娠
です

子宮頸管妊娠は非常に珍しいが、子宮における着床不全が原因となって
起こりうる可能性があるようです

子宮での着床不全もあり
胚を移植しても、子宮腔より胚が落ちてしまい
妊娠に至らない例が多い
そして胚移植が困難な症例では、妊娠率が低下するということです

そこで興味深いお話として

胚移植後、10分でも安静にしているほうが
安静にしていない人に比べて妊娠率が悪くなるという話です

移植後、毎日安静にしている方より
通常の生活をしている方の方が
妊娠率が高まる可能性があるとのこと

以上のことなどから
漢方の理論で考えた時

安静にしていると
もしくは子宮が硬いなどで移植時のカテーテルが挿入困難であるなどでは

血流が悪くなり、着床に適した環境にならないことも
要因になるのではないかと想像できます

気血の流れを良くすることにより
着床に適した環境になるということを示唆しているのではないかと思います
当然、単純に気血の流れを良くすればいいという問題ではなく
深く考えるべきことがあります

中山先生のお話はまだまだ続きます

今日はこの辺まで・・・・

今日は遠方からIさんがご来店
家族3人でお越しです

ダイ先生の担当の方ですが
私も長く担当させていただいておりました

ご家族皆で協力し合い
子育てさえままならなかった
去年のことを思うと、すっかり元気になられました

ダイ先生はいいお仕事をしていると
私は思うのです

かなりの時間を割いて、その方のフォローをしていました

漢方薬の服用で
人生が変わることがある
妊活も同じですね

さ、私も、幸せの種をまき続けます!

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