今月6日、日本産婦人科学会が「妊娠中の女性が出産までに増やすべき体重」について、新たな指標を公表しました。

-2015~17年の出産50万~60万件のデータを基に、妊婦の体重、妊娠週数、出生児の体重などを分析-
『小さく生んで大きく育てる』という表現を一度は聞かれたことがあると思います。
当店のお客様にも、それを目標に厳しい体重コントロールをされていた方がいらっしゃいました。
「体力が全然無い感じがして、すごく疲れるんです。」とおっしゃるので、「ご飯は食べられていますか?」とお聞きすると、「体重が基準を超えそうでお米を抜いてるんです。」と返されて絶句する。
そんなことが何度かありました。
日本では、体重2500g未満の「低出生体重児」が約40年間で約1.8倍に増えたそうです。
以前から、低体重で生まれたお子さんは、成人後に糖尿病や高血圧などの生活習慣病になるリスクが上がることが知られています。女性が小さく生まれた場合は、妊娠高血圧症、妊娠糖尿病などの妊娠合併症のリスクも高くなることが知られています。
たくさんの産婦人科の先生方や、私たち子宝治療に関わる医療従事者がずっと警笛を鳴らしていましたが、日本の痩せ信仰も相まってなかなか解決しにくかった問題。
これでお客様にも胸を張ってお伝えできるようになりました。
『小さく生んで大きく育てる』は間違い。
妊娠前からしっかりご飯を食べて、妊娠中も無理な体重のコントロールはせずバランスよく食べ、元気な赤ちゃんを産んでくださいね(*^ ^*)b”