とても暖かかった2月に比べ
底冷えする毎日に、体調を崩しそうになります
三寒四温といいますが、寒い日の方が多いですね。
春の養生は、しっかり温め冷やさないようにすることです
薄着は禁物!まだまだ下着も温かいものでしっかり保温したいと思います。
今日ご紹介するお話
以前ボテジャコに掲載した例についてお話ししようと思います。
こちらで漢方薬を服用していただき、妊娠、出産されたSさんからのご紹介のMさん
県外からご夫妻でご来店いただきました。
人工授精6回の後、体外受精4回受けたのですが授からず悩んでおられるとのこと。
実は、ご主人の精子総数が1000万前後のため、早くにステップアップしたのです。
精子総数が1000万を下回ると、自然妊娠は非常に厳しくなり、年齢によっては体外受精を勧められるところもあります。
人工授精で妊娠される方の多くは5回くらいまでで、5回以上繰り返してもほとんど妊娠につながらないのが現実です。そのため体外受精にステップアップするのです。
日本産婦人科学会のページが一番参考になりますので
以下ご覧ください
AIHのヒトへの応用は、1799年、イギリスの外科医であるHunterによる。本邦においては、1891年にAI…
今は体外受精の助成金の影響で、早いうちにステップアップする傾向にあります。
Mさんご夫妻の場合、西洋医学的にはご主人の精子数が少ない状況で、Mさんご本人には病気が見あたらないとのことです。
ただ、体温が全体的に低めで、排卵が遅く、高温期がとても短くなっておられました
東洋医学的には、腎の陽期が不足し、血の流れが滞っているご様子で、月経の痛み、血塊など見られます。
排卵が遅いということは、卵胞が黄体になるタイミングが遅くなり、着床しにくくなるということです。
また十分黄体に成熟できず、黄体ホルモン不全に至り妊娠しにくく、流産しやすくなります。
30歳半ばですが、オリモノも少なくなっていました。
ご主人は胃腸が弱く、冷え性でアレルギーをお持ちです。
このお二人の状況でもし授かられても
やはり、流産なども心配でした。
体外受精も4回成功していないということもまた厳しい状況で
人工授精と同じように、体外受精も妊娠なさる方は、5回までに妊娠なさっている方がほとんどです。
次回は5回目ですから、先ずは少し体調を整える期間が大切だと判断できました。
精子は2カ月半かけて育ちます
女性の卵は、実は1年かけて大きくなります
今排卵している卵は、一年前に大きくなり始めた卵です。
卵や精子は血を基にして大きくなります。
栄養たっぷりの、質の良い血で育った卵や精子と
あまり栄養の無い質の悪い血で育った卵や精子では
私は少なからず違いがあると認識しております。
ご主人は亜鉛などのミネラルを豊富に含む蟻配合食品、腎陽を補う鹿茸を含む漢方薬など服用され、奥様は、腎を温め、気血を補い、血の流れを良くする漢方薬を服用されました。
半年後5回目の体外受精で妊娠、元気な男の子をご出産され、妊娠中だけでなく授乳期もご夫妻で漢方薬を続けられました。
産後1年で月経再開、次回の治療に向け体調を整えるために周期調節法を再開しました。
しばらくして、驚いたことに自然妊娠のお知らせをいただきました。
多いことではないのですが
私は、妊娠中から産後までずっとお二人とも漢方薬を続けていただいたことが、今回の結果につながったと思います。
Mさんは、その後元気な男の子をご出産されました。
何よりうれしいのは
Sさんからのご紹介していただいた方数組すべて授かっていただけたことです!
体外受精、自然妊娠、様々ですが
ご紹介いただいた方の想いを大切にできたことが私はとても嬉しく思いました。
先日小型の水槽に
新しいお魚ちゃんたちが仲間入りしました♪
なんとなくふらっと見に行ったところかわいくてついつい・・・
この子達元気で活発なので
なんと、以前からいるネオンテトラが、隅っこで小さくなっております💦
ちゃんと混泳して仲良くできそうに伺ったのですが
早く慣れて欲しいなと思います・・・。
ただ、ちょっと群泳が見られるので
それは良かったと思います(*^-^*)