11月立冬も過ぎ、木々が一層色づきはじめました。
冬前であるがゆえに、この紅葉の美しさを感じる日々です。
どの季節も、「自然の命のシステム」を感じさせられ
生きる力につながるようです

身辺で様々なことがあり、
ブログ記事も滞りがちになりました。
落ち着きを取り戻しつつあり
また少しずつブログを書いていこうと思います

記事のアップをお休みしていた間も
妊娠のご報告をいただいており、それもまた元気のもとになりました。

体外受精で採卵、精子と受精した後、5日間育つのを待つと
卵は「胚盤胞」という状況になります。
胚盤胞になると、その受精卵はグレード評価されます。

胚盤胞の評価は「Garudonerガードナー」分類が多く
「3BB」以上が良好胚とされています

数字は胚の成長度を表します。1が初期胚盤胞、3は完全胚盤胞、5は拡張期胚盤胞(孵化が始まりかかっている状況)
最初の英表示は、内部細胞塊の細胞数A~C
次の英表示は、栄養膜細胞の細胞数A~C

Aは細胞数がしっかりあり
Cは細胞数が非常に少ない状況を表します

C評価が付くと厳しい状況にあると言われていますが
時々C評価が付いた胚盤胞においての移植で、妊娠、出産のご報告を戴くことがあります。

今回、Mさんは「BB」と「CC」という評価の2個の胚盤胞を移植
そして、少し前に双子ちゃんの心拍確認ができたとお知らせいただきました!

やはり、簡単にグレードの評価だけで、判断してはいけないと
心から思います。
これから先、元気に育たれるよう
出来るだけのサポートをさせていただけたらと思います。

命のバトンのシステム
考えることの多い11月です