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滋賀夕刊に掲載中の【漢方薬のおはなし】2020年6月分をご紹介いたします。

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今月は、第210回『生理痛、無いのが当たり前②~侮れないストレスの影響~』です。

-以下、記事本文-

「実は先月と今月、全く痛みが無かったんです。」

先週、Eさんがとても嬉しそうに報告してくださいました。

10代から10年以上悩まされた生理痛。
毎月痛み止めが手放せず、ひどい時は、痛み止めを飲んでも動けないくらいの痛みでした。

東洋医学では、痛みがある=血の巡りが悪いと考え、血の巡りを良くする漢方薬に、体を温める漢方薬や、炎症を取る漢方薬を合わせることを考えます。

しかし最近、その方法だけではなかなか良くならない方を多く見かけるようになりました。

現代女性特有といえる痛み、ストレスによる痛みです。

女性の活躍がめざましい現代、その体にかかるストレスへの対策が非常に重要だと感じています。
生理痛の場合、ストレスによって体が常に緊張状態にあることで、筋肉が過剰に収縮し強い痛みを引き起こします。

Eさんも、気を使いやすい性格や仕事内容からストレスの多さが伺えたので、ストレスを和らげ筋肉の収縮を緩和するような漢方薬を3か月お飲みいただきました。

ストレスというのはやっかいで、自分ではどれほどの影響を受けているかわかりづらいものです。
ストレスの症状があると判断しても「特にストレスは無い」と答える方も少なくありません。
これはストレスによる症状だと伝えると驚かれるのです。

舌の先、周りが赤い、歯ぎしり(喰いしばり)、兎便、生理前の胸痛、頭痛などの症状はその一部です。

気が付かない間に、体は悲鳴をあげていることがあります。
その悲鳴を無視せずに、早め早めの対策が大切です。

滋賀夕刊掲載【第210回】漢方薬のおはなし