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滋賀夕刊に掲載中の【漢方薬のおはなし】2020年10月分をご紹介いたします。

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今月は、第226回『お通じのお悩み…~これからの季節は要注意~』です。

-以下、記事本文-

スーパーの野菜コーナーに大きくて立派な山芋が並び始めました。
山芋をすりおろし、だし汁と醤油、みりんを加え、海苔を混ぜて、アツアツのご飯にかける。旬の味覚を頂くことが何よりのごちそうです。

秋も深まり、あたりが乾燥した空気につつまれ始めると、この乾燥が体にいろいろな影響を及ぼします。

便秘もその一つ。
胃腸の潤いが不足し、便が乾燥して固く出にくくなるのです。

60代のAさんは、長年の便秘でお悩みでした。
お通じの頻度は一週間に一度、病院でもらった下剤を飲んでやっと三日に一度という状況です。

お話を伺うと、お体の状態は全体的に乾燥傾向にあるようでした。
舌も赤く、真ん中にひびが入っています。お通じの状態もコロコロと固いものが少ししか出ません。
また、毎日のお食事は少し食物繊維が足りていない様子でしたが、食生活を変えることは難しいとのことでした。

腸が乾燥することによる便秘を、東洋医学では“腸燥便秘”といいます。
Aさんには、実践しやすいお食事のコツをお話しし、腸を潤し便通を良くする潤腸通便の漢方薬と、不足している食物繊維を補給する健康食品をお飲みいただきました。

二週間後に来店され、「毎日お通じがあるってとても気持ちがいいですね。」と嬉しそうに話されました。

たかがお通じされどお通じ。
きちんとお通じが出ることで幸福感が増すとか。

すっきりしたお腹でおいしい秋の味覚を心から楽しみたいですね。

滋賀夕刊掲載【第226回】漢方薬のおはなし