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滋賀夕刊に掲載中の【漢方薬のおはなし】2022年11月分をご紹介いたします。

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今月は、第251回『耳鳴り、不眠、加齢による衰え…~漢方薬で改善~』です。

-以下、記事本文-

72歳のTさんは耳鳴りに悩まされ、一日中鳴っていて、夜も気になって寝つけないと言われます。
また高血圧や胃炎、緑内障など病院への通院も多く、体調不良の事を考えると心配で余計に寝つけないとお困りです。
これ以上薬は増やしたくないとのことで漢方薬をお求めでした。
Tさんには気を発散し、滞った気の流れを改善して自律神経の緊張を緩和する事、加齢からの腎虚を補う事、血流を良くして瘀血を改善する事などを目標に漢方薬を飲んで頂きました。

81歳のMさんは頭がもやもやしてすっきりせず、気分が滅入ってくると言われます。
病院に通院もしておられ、検査をしても特に脳には異常がないようです。
やる気が起こらず昼間も横になっている事が多くなり、その分、夜は寝つきも悪く、夢もよく見るため朝からすっきりせず疲れが取れないという状態です。
Mさんには気を補いながら滞った気の流れを改善する事、瘀血の改善を目標に漢方薬を選びました。

お二人とも期間はかかりましたが、お悩みの症状はほぼ改善され、睡眠の質も上がり、当初より随分元気に過ごす事が出来るようになりました。

加齢は止めようがありません。しかし、体の衰えによるつらい症状は改善する方法があります。
加齢だからしょうがないという場合も、漢方医学では八鋼弁証、気血水弁証、臓腑弁証などの理論で対処できる事が多いのです。
漢方薬によって少しでも症状を楽にすると、気持ちが上向きになり、やる気が出て、体も元気になるものです。

滋賀夕刊掲載【第251回】漢方薬のおはなし