滋賀夕刊に掲載中の【漢方薬のおはなし】2026年7月分をご紹介いたします。
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今月は、第295回『膝に水が溜まって痛む…~自然に水抜きが目指せる漢方~』です。
60代の女性Nさん、右膝の痛みを訴えて来店です。
数カ月前から膝が痛み、歩くことも思うようにできません。
病院では膝に水が溜まっていると言われ、水を抜いてもらうと一時的には楽になるものの、しばらくするとまた溜まってしまうことの繰り返しです。
「このまま何度も水を抜き続けるしかないのだろうか」と不安を感じています。
東洋医学では、痛みは気・血・水の滞りで起こると考えますが、その中でも膝の痛みは水の巡りが悪くなっていることが多くあります。
体内で余分な水分をうまく処理できなくなると、その水が関節に溜まりやすくなり、膝の腫れや痛みにつながります。
そのため、膝だけを見るのではなく、水分代謝そのものを整えることが改善への近道になります。
Nさんには水の巡りを整え、余分な水分を排出しやすくする漢方薬を選びました。
服用開始から一カ月ほどで膝に水が溜まりにくくなり、2カ月目には痛みも軽減し、水を抜く必要もなくなりました。
3カ月目には「また悪くなりそう」と感じる時期がありましたが、体の状態を確認すると安定していたため、そのまま様子を見ることにしました。
その後は心配していたような悪化はなく、痛みも徐々に落ち着いていきました。服用開始から約1年で症状は安定し漢方薬を終了しました。
膝に水が溜まると「水を抜くしかない」と思われがちですが、漢方では水分代謝を整え、自然と水が溜まりにくい状態を目指していきます。
体質から改善を図ることで、繰り返す膝の不調にも対応できるのです。
今回ご紹介した症例について、膝に水が溜まる理由や漢方での考え方も含め、もう少し詳しく解説しました。
よろしければご覧ください。 膝に水が溜まる、水を抜いても繰り返す【漢方改善例】









