いよいよ寒くなってきました。
お店から見える山の上… 白い…
湖北の冬の始まりです
よく言われる山に3回降ると里に降る…
木之本は2回目のような気がします
今年は例年よりも早くスノータイヤに替えました。
暖冬の予報は出ていますが、暖冬の年は案外ドカ雪になることがあり、うちは彦根、旧長浜市内からも通勤してくれているので、
ひどく積もらないことを祈ります…
今回は坐骨神経痛の方のご紹介です
74歳、男性
4ヶ月前から右足のしびれと痛みが出始め、だんだんひどくなり、寝ても痛み、立ち座りが不自由とおっしゃいます。
雨の日が特に悪く、痛み止めをのんでいるとのこと。
来店時、脾系と膀胱系の異常が見受けられ、2種類の漢方薬をお飲み頂きました。
2週目に少し漢方薬を変更し、2ヶ月目で痛みしびれはかなり改善。
また、それまでまっすぐに足を伸ばして寝られなかったのが伸ばせるようになり、
10mぐらいしか歩けなかったのが500m程度歩けるようになりました。
その後半年間の服用で不自由なく歩けるようになりました。
59歳、男性
3年前から腰、太ももの痛み、足のしびれがあり、病院で腰椎に大分隙間があるといわれました。
鎮痛剤を処方されましたが、飲むと胃が悪くなるため飲んでおられません。
仕事で体を使うため何とかならないかと来店。
脾系陰証・胃系陽証・腎系陽証の異常とともに経筋の異常が見受けられ、それぞれに漢方薬をお飲みいただきました。
一ヶ月半後、腰、太ももの痛みはほとんどなくなりましたが、しびれがあまり変わらず残っており、腎系の漢方薬を変方しました。
その後順調に改善し、5ヵ月後に漢方薬をやめることが出来ました。
坐骨神経痛は腰椎すべり症や、変形性腰椎症から腰部脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアに進行して起こることが多く、おしりや太ももの後ろ、すね、足指先の痛みやしびれが起こります。
さらに進行すると痛みやしびれだけでなく麻痺や歩行障害も伴います。
特に脊柱管狭窄症では長く歩いていると歩けなくなり、しばらく休むとまた歩けるようになる間欠跛行(かんけつはこう)が特徴です。
当店では糸練功で患部の経絡、気血水の病因、標治本治などを探り、患者様それぞれのご病態に東洋医学的考え方で漢方薬を選びます。
特に痛み、しびれなどのご症状は漢方薬の効果が現れやすく、得意分野としています。