暖かくなり一気に進むかと思えば…
お花見を予定されている方には何ともやきもきする今春の桜ですね
今回は体がしんどい、やる気が出ないという方のご紹介です
44歳 男性
数か月前から体がしんどく感じるようになり、寝ても疲れがとれず、朝からだるく、やる気もあまり出ないという方。
仕事が忙しく、休みが取れず無理をしたことが大きく原因しているようです。
睡眠がとれていても朝起きた時から疲れている場合は、自律神経の疲れが取れていない場合が多いです。
来店時、五志の憂には胆系、大腸系、三焦系の異常が見受けられました。
漢方薬は二種類で三つの経絡を整えるように組み合わせお飲み頂きました。
一ヶ月程度で朝起きるのがましになり、しんどさが楽になって来ました。
症状に少しの波はありましたが、ほぼ順調に改善し、6ヶ月を過ぎる頃にはほとんどバランスが整い、8ヶ月目で漢方薬をやめることが出来ました。
(ボテジャコ掲載)
この方は大手企業の地方営業所の所長をされていました。
休日が不規則で、土日祝日というような世間の休みとは全く無関係な勤務をされていて、忙しい時は全く休日が取れないということもあったようです。
不眠の傾向はなく睡眠自体は取れていたのですが、ずっと仕事に追われ、精神的な休息が取れないことが変調を来す原因でした。
こういう場合は五志の憂の異常をとらえ、漢方薬で自律神経系のバランスを整えると、肉体的な疲労についてはフォローしなくても改善する事が出来ます。
当初はご家族の方が心配され、ご本人はうちに来る暇もないとの事で遠隔相談でしたが、体調が良くなってきてからはご本人も来店頂けるようになりました。
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春は気候が不安定で、気温や湿度の変化が大きく、私たちの体調にも大きな負担となります
東洋医学では、春は特に肝の働きが乱れ、気の滞りが起きやすい時期で、自律神経がアンバランスになります。
春の養生はまずのびのびと発散する事
早寝、日光浴、ティータイムなど、気持ちも体も伸び伸びとさせ
散歩、お出かけ、カラオケ、趣味などで発散する事
また、休息は
体を良く使うお仕事の方は、読者、音楽鑑賞など、体を休め、頭や脳を使う事
頭を良く使うお仕事の方は、スポーツなどで体を使うこと
普段使っているところを休め、使っていない所を使うことが休息です