早いもので今年も半分が過ぎました
6月30日が大祓いなのですが
過ぎちゃいました…
本来は旧暦という事でお許し下さい…
(旧暦6月30日は新暦ではお盆のころになります)
ということで
今回は、「朝起きられない」「疲れやすい」という10代の女性の紹介です
2年以上前から、体が疲れやすく、夜の寝つきが悪く、朝も起きられない状態が続き
医療機関では起立性調節障害の診断を受けています
気分が晴れず、何もやる気が起きない、めまい、頭痛、肩こり、手足の冷え
などの症状もあり、お母様と一緒にご来店されました。
体格はやせ型で色白で血色もあまり良くない印象でした
漢方的な体質を糸練功で確認すると
脾胃(消化吸収機能)の低下(脾虚)
冷え(寒証)
水分代謝の低下(水毒)
自律神経のバランスの乱れ(肝気の停滞)
が診られました
これは脾胃の働きが弱く、冷えや水分代謝の低下があることで、新陳代謝が落ち、疲れやすさや朝起きられない状態につながっているようです
またストレスなどによる肝気の停滞もみられ、自律神経のバランスがくずれていると思われます
経過
飲み始めの頃は、粉薬が飲みにくく、なかなか指示通りに服用できませんでした
それでも、「飲むと少し体が楽になる感じがする」とお話しされ、少しずつ継続していただきました
約2か月後には、体のしんどさが軽くなり、頭痛やめまいも以前ほど起こらなくなりました
約5か月後には、疲れや頭痛、めまいはほとんど気にならない状態になり
さらに約8か月後には、寝つきも良くなり、朝も以前より随分早く起きられるようになりました
~起立性調節障害について~
起立性調節障害では
・朝起きられない
・強い倦怠感
・頭痛
・腹痛
・動悸
・食欲不振
・吐き気
・立ちくらみ
などなど、さまざまな症状がみられます
特徴的なのは、午前中に症状が強く、午後から夕方にかけて元気になることが多い事です
朝起きられないことで生活リズムが乱れ、夜も寝つけなくなり、さらに朝起きづらくなるという悪循環に陥ることも少なくありません小学校高学年から中学生・高校生に多くみられ、登校が難しくなるケースもあるため、ご本人だけでなくご家族も大きな不安を抱えられます
本来、人の体は体内時計の働きによって、朝になると交感神経が優位になり、活動しやすい状態になります
しかし、起立性調節障害では自律神経の調整がうまく働かず、朝になっても副交感神経が優位なままとなり、交感神経は抑制された状態で、体が活動モードへ切り替わりにくくなります
午後になるにつれて交感神経が優位に働き始めるため、夕方には比較的元気になる方が多いのです。
また、学校生活でのストレスや天候・気圧の変化によって症状が強くなることもあります。
当店の漢方相談
起立性調節障害の改善を考える際には、自律神経のバランスを整えることが重要です
しかし実際には、それだけではなく、脾胃の働きの低下、内臓の冷え、水分代謝の低下など
が背景にある方も多く見受けられます
これらは新陳代謝の低下につながり、自律神経の回復を妨げる要因にもなります。
このように自律神経系の漢方薬と、背景にある代謝を良くする漢方薬を組み合わせ、体質に合わせたフォローをすることで、比較的早期に症状を改善する事が出来るのです








