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皮膚の症例

皮膚の症例

3年以上前から頭に分泌物を伴う湿疹ができ、フケ様のものがたくさん出ます。1年以上強いステロイドの塗り薬を使用されていました。少し良くなったり、ひどくなったりの繰り返しで、夏の汗をかく時期はかゆみが強いとのこと。
来店時、頭部には厚さ2~3ミリもあるかというぐらいの皮脂のかさぶた状のものがべったりと貼りついていました。湿疹がひどくなり洗うことを避けられていたようです。
洗い方と食時上の注意を伝え、血の熱を冷まし血を補い、排膿、解毒の働きのある漢方薬をお飲み頂いたところ、順調に経過し11か月の服用で終了しました。
脂漏性の皮膚炎など皮脂の代謝に問題がある方は、食事で緑のものが不足している傾向があります。(2017年11月ボテジャコ掲載)

一か月前から腰から下に蕁麻疹がでて新薬を服用中です。以前も何回か蕁麻疹が出たが、ここまでひどくはなく夜もかゆみで寝られない事があり、漢方薬も飲みたいという事でした。
来店時、三焦系の異常を確認し、血熱を冷まし、解毒、皮膚の風湿を除去する働きのある処方をお飲みいただきました。10日ほどは非常に良い経過でしたが、その後再び全身に出てきてしまい漢方薬を変更しました。
2か月の服用でほぼ蕁麻疹は治まったのですが、お正月前後にまたひどくなりました。冬場のお肌の乾燥傾向もあったため、血を補い滋潤し、痒みを止める効果のある処方に再度変更し、その後2か月の服用でほとんど気にならなくなり、しばらく継続して服用を終りました。(2017年12月ボテジャコ掲載)

一年以上前から全身に湿疹ができ、色々治療しても治らないと言われます。持病に喘息がありステロイド療法をされています。体中に赤みのある湿疹ができ、見るからに痒みがひどそうです。貧血や心臓病もお持ちの上、薬剤性のむくみもありとても体がしんどいとのこと。
初回来店時、三焦糸の異常が確認され、血熱を冷まし、血を補い血流を改善する漢方薬をお飲み頂きました。服用して一か月目には体の調子はとても良くなったのですが、湿疹はあまり変わらずかゆみもあります。しかし経気の流れは良くなっているため漢方薬を続けて頂きました。二ヶ月目位から湿疹も改善し、三か月服用時、ほとんどかゆみは治まりました。その後半年で廃薬出来ました。(2018年1月ボテジャコ掲載)

10年程前から全身にかゆみのある湿疹が出てずっと治らないという方。顏、腕、首、おしり、足などに赤茶色く色素沈着した10円玉ぐらいの湿疹が至る所に出て、体液が出ている所もあり、痒くてかきむしるため出血の跡もあります。痒み止めの飲み薬も塗り薬も使っているがあまり効果がないとの事でした。
この方には血熱を冷まし、血を補い、血流を改善する漢方薬を中心に、解毒、止血、利湿、解表剤などを皮膚の状態に合わせ、その時々で併用しました。
飲み始めて半年程はほとんど変化がありませんでしたが、その後徐々に改善して、2年目には湿疹も数える程に少なくなりました。根気よくしっかりお飲み頂いた結果だと思います。(2018年2月ボテジャコ掲載)

乳児より発症し、中学・高校生の頃は治まっていましたが、社会人になり一人暮らしを始めたら症状が再発してしまった男性。交代勤務で夜勤の時が特にひどくなるとのこと。
体幹部、ひじ、ひざの屈面に発赤を伴う湿疹が見られ、痒みがあり、ステロイド軟膏、内服薬も飲まれています。
来店時、三焦系と膀胱系に異常が見られ、清熱解毒・袪風と排膿・養血・清熱涼血の働きのある漢方薬を2剤お飲み頂きました。最初は症状も波があり、また漢方薬が切れたりして悪化する事もありましたが、次第に症状は安定し、一年で漢方薬は1種類に減らすことが出来ました。その後、漢方薬は補血活血を中心に営衛調和を図りながら、最終的に4年十か月で漢方薬は廃薬する事ができました(2018年3月ボテジャコ掲載)

3年前からあごから首~胸にかけて痒みのある湿疹がプツプツとでき、軟膏を塗ると少し治まりますがまた繰り返すという女性、今まで漢方薬も飲まれたようですがうまく治らないとの事でした。
来店時、首筋から胸まで全体的に赤くなり、その中に赤い発疹がいくつもできて見るからに痒そうです。湿疹の赤さや部位、体質等から、少陽胆系の異常で燥湿中間的な実証と判断し漢方薬をお飲み頂きました。食養生の補助として葉緑素、牡蠣殻のサプリもお飲み頂きました。経過はとても良く2か月程度で首~胸の湿疹はほとんど治まりました。しかし見かけ上は良くなってもまだ経気的には異常が残っているため、それから3か月間漢方薬はお飲み頂きやめることが出来ました。(2018年4月ボテジャコ掲載)

20年以上前から尋常性乾癬でずっと塗り薬で治療されていました。一年前に仕事や家庭の事でストレスが大きくかかり湿疹がひどくなり、色んな治療も試されましたが一進一退とのこと。
乾癬の湿疹は赤みが強く、ポロポロと落屑がみられ、痒みはそれほど強くないもののそれが体幹部を中心に全身に出ていました。
この方には補血と清熱の漢方処方を中心に、活血、托毒排膿、解毒作用の生薬等の煎じ薬と大麦若葉の養生食をお飲みいただきました。経過は非常に良好で、2ヶ月程で赤みが薄くなり始め、半年でかなり薄くなり、9ヶ月目にはほとんど湿疹はなくなりました。
しかし再発の可能性もあるため、根気良く続ける必要があります。(ボテジャコ2018年5月掲載)

元々湿疹が出来やすい体質で、半年程前からひどくなってきたという女性。腕、首、腹部、背中に赤色の湿疹が散在しています。すね、足の甲には赤黒い慢性化した大きな湿疹があり、ボリボリとかきむしるぐらい痒いとのこと。
さらに数か月前から手の平と足の裏に掌蹠膿疱症も発症してしまい来店されました。
見るからに痒そうで、体の湿疹と手の平の膿疱症は違う皮膚病と思われました。体の湿疹には清熱寫火・補血・活血の処方、掌蹠膿疱症には袪風化湿・清熱解毒の処方を別々にお飲みいただきました。漢方薬服用後、掌蹠膿疱症は2カ月程度の服用でほとんど良くなり、体の湿疹も6カ月目でほぼなくなりました。
短期間で痒みが治まり、夜ぐっすり眠れるようになりました。(2018年6月ボテジャコ掲載)

子供の頃にアトピー性皮膚炎を発症し、一時期は治まるも、成人し再発してしまったという男性。全身に湿疹ができ、痒みがきつく夜寝ている間にかきむしり下着に血が付きます。ヒジや首すじはじゅくじゅくと体液が滲み、体幹部はカサカサで黒ずんでいます。仕事もできる状態ではなく休職中との事でした。
この方の皮膚は血湿、血燥、血虚、血熱等が混在した状態で、慢性的な湿疹の炎症により、皮膚の新陳代謝の低下も考えられました。最初は清熱化湿、補血活血、補気健脾薬等で赤みや痒みを抑え、皮膚の新陳代謝を促し皮膚新生を目標に漢方薬で対処しました。半年程で湿疹はひじ等の一部だけになり、仕事にも復職され、希望が持てるようになりました。(2018年7月ボテジャコ掲載)

乳児の頃に発症し中学・高校生の間は治まっていましたが、社会人になり一人暮らしを始めたらまた症状が再発してしまった男性。交代勤務で、夜勤のときが特にひどくなるとの事。体幹部、ひじ、ひざの屈面に発赤を伴う湿疹が見られ、痒みがあり軟膏や内服薬で対処されていました。
この方は少陽系と膀胱系の異常が見受けられ、湿熱による湿疹が多いと考えられました。漢方薬を2剤と食養生のため補助食品をお飲み頂きましたところ、次第に症状は安定し9か月目で漢方薬は1種類に減らすことができました。その後、少し漢方薬は変更しながら、最終的に4年10か月にて漢方薬は廃薬としました。
一人暮らしで悪化する方は多いですが普段の食事はとても大切です。(2018年8月ボテジャコ掲載)

元々20才台の頃にも出ていましたが、3か月前からひどくなってきたとの事です。腹部を中心に体幹、足にも赤い乾癬の湿疹が一面に出ています。とても範囲が多いのですが、尋常性乾癬はあまり痒みがないのが幸いです。
清熱補血の煎じ薬をお飲み頂きましたところ、効果は2か月ぐらいから少し赤みが薄くなってきました。4か月目にはかなり薄くなり、半年ほどで色素沈着が薄く残るぐらいになり、10か月目にはほとんど見た目もわからなくなりました。漢方薬は結局1年間お飲み頂いて廃薬としました。尋常性乾癬は再発することがありますが、その後も経過は良好です。(2018年9月ボテジャコ掲載)

19才の時に初めて湿疹が出てから何度も出たり治まったりを繰り返してきたという方。最初は受験勉強のストレスだったそうで、その後も仕事でストレスがかかると湿疹がひどくなったとの事。今は家族の介護が大変でそのストレスかもしれないと来店されました。
腹部、背中全体がカサついた肌で、ひっかいた跡がいくつもあり、痒みのきつさを現していました。皮膚の色は浅黒く、血虚、血熱が見て取れます。いわゆる解毒証の方で、清熱、補血剤を中心に煎じ薬でお飲み頂きました。また、ストレス緩和のための漢方薬も併用し、2か月程でカサつきが大分改善され、ひっかき傷跡がほとんどなくなりました。その後も順調に経過し、漢方薬は8か月でやめることが出来ましました。(2018年10月ボテジャコ掲載)

数年前から尋常性乾癬を発症し病院の治療で治まっていました。ところが血液検査の数値が異常になってしまい、原因もわからず治療を続けられなくなり、乾癬が悪化してしまいました。
体幹部全体にブツブツと少し赤味のある発疹が出ています。痒みはあまり強くはありませんが、掻きかけると痒いとの事。まず血熱をさまし補血効果のある煎じ薬を飲んで頂きました。2か月程で赤味は治まり、発疹の範囲が小さくなりましたが、カサカサした乾燥状態がもう少し改善されないため、血虚に対する補血の効果を高めた薬方に変更した所、皮膚の状態も順調に改善し、半年の服用で漢方薬は減らしながらやめる事が出来ました。(ボテジャコ2018年11月掲載)

肘や足の関節、首筋、顔などがかさつき、黒ずんだ中にもブツブツの湿疹ができて、引っ掻いた後がたくさんあります。弱いステロイド軟膏等を塗り続けてきましたが、最近は軟膏を塗っても治まりが悪く、体質から治したいとの相談でした。
この方は大元の体質に血虚があり、皮膚に十分な栄養が行き渡らず、新陳代謝が不活発で、皮膚の免疫バリアーも弱い状態です。このため補血効果の高い漢方処方を中心に、夏と冬で皮膚や湿疹の状況に合わせ、清熱解毒、袪風化湿等の漢方薬を選びました。現在飲み始めて二年になりますが、あまり気候にも左右されず、落ち着いた状態を保っています。
体質の病は時間がかかりますが、季節や湿疹の状況に合わせて根気よく続けることが大切です。(2019年7月ボテジャコ掲載)

10年以上前から蕁麻疹が出て、ずっと抗アレルギー剤を飲まれている男性。不眠もあり夜中に目が覚め夢も良く見られます。仕事のストレスからあまりやる気も起きず、眠れない時やお酒を飲まれた時は特に蕁麻疹がひどくなるとの事で悪循環に陥っています。
この方は肝臓の解毒代謝機能と自律神経系に問題があるようで、肝の気血を補い、疏泄作用を高め、気血の流れを改善する漢方処方を二種類飲んで頂きました。服用ひと月目で良く話されるようになり、蕁麻疹もほとんど出なくなりました。その後、お酒を飲まれると少し蕁麻疹が出ましたが、夜も眠れるようになり、精神的にも調子良く、漢方薬は今も継続してお飲み頂いており、蕁麻疹は8か月間治まっています。(2019年8月ボテジャコ掲載)

元々アトピー性皮膚炎があり近年は治まっていましたが、出産後の体調不良から悪化してしまいました。顔から首にかけて赤み、かゆみがひどく、手の平も湿疹があります。この方は漢方薬や生薬、サプリメントにも敏感でしっかり選薬しないとアレルギーが起こりたちまち悪化してしまいます。おまけに敏感肌用のスキンケア用品も多くが使えない状態でした。
漢方薬はアレルギーがおこらないように補血作用と清熱作用、駆瘀血作用の生薬を選び、また、自律神経のバランスをとる漢方薬も飲んで頂きました。当初はPMなどの影響もあり悪化する事もありましたが、次第に落ち着いてきて7か月目にはほとんど赤み、痒みもなくなり、現在一年が経ちますが良い状態が続いています。(2019年9月ボテジャコ掲載)

お腹や背中、腕、足などほぼ全身に2~6㎝程度の赤い湿疹がびっしりでき、痒みはあまりひどく無く、ステロイドの軟膏で少し治まるも忙しくて病院へ治療に行けないとの事でした。病院では尋常性乾癬と言われています。
この方には駆瘀血剤、補血剤に理気剤や解表剤を組み合わせた煎じ薬をお飲み頂きました。2か月程の服用で全身の乾癬をかなり消失することが出来ました。しかし漢方薬を止めるにはまだ半年程度は必要で、病の勢いを完全に消すことが再発を防ぐ大切なポイントです。(ボテジャコ2020年2月掲載)