腰痛と漢方
Lower back pain
最近原因不明の腰痛に悩まされている…ぎっくり腰をしてから腰の痛みが取れない…
コルセットや湿布はしているけど、いまいちスッキリしないし、これ以上何をすれば…痛み止めも胃が悪くなって続けられない…
最近は、痛みだけじゃなく足のしびれまでキツくなってきた…
腰は、日常生活でどうしても使う機会が多く、無理をして慢性化したり繰り返すことが多い症状。
長くガマンを続けていると、だんだんと悪化してしまいます。
腰痛は、当薬局では得意分野の一つです。
辛い腰痛、諦める前にぜひ当薬局にご相談ください。
漢方薬ならそのお悩み、解決できるかもしれません。
腰痛について
腰痛は、原因が特定できる場合と、原因がはっきり分からない場合があります。
原因が特定できる腰痛を「特異的腰痛」と呼び、脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニア、変形性腰椎症、腰椎すべり症や分離症、急性腰椎症(ぎっくり腰)、筋挫傷や筋膜炎などによる腰痛がこれに該当します。
また、多くはありませんが、腫瘍や感染症、血管性の病気が原因で起こる腰痛も存在します。
腰痛は、症状についての問診とレントゲンやCT、MRIなどの検査結果から確定診断される場合が多く、検査で異常が見当たらない場合は「原因不明の腰痛」と診断されます。
腰痛や腰痛の原因について、もう少し詳しくお知りになりたい方は、ぜひこちら 腰痛のページもご覧下さい。
一般的に、腰痛の治療法は、手術以外だとコルセットを付けて痛み止めを飲むといった対症療法が中心になります。
そのため、一時は痛みが和らいでも、慢性化している場合は再発したり、痛みが取れ切らない場合が多いです。
私たちが目指すゴールは、一時的な対処療法ではなく、体質を整えることによる根本的な改善です。
腰痛と漢方の考え方
腰痛を東洋医学的に捉えると、原因が分かっていてもそうでなくても、症状や体質から病の種類を推測して漢方薬を選定することが可能です。
当薬局では、全ての病気の原因は血毒、水毒、気毒と、五臓(肝、心、脾、肺、腎)の病からなると考えます。
腰痛やひざ痛、神経痛などの痛みの原因で一番多いのは水毒です。
東洋医学には、「不通則痛、不栄則痛(通じないと痛む、栄養されないと痛む)」、つまり、体を巡る水や血が滞ったり、栄養が体に行き届かないと痛みが生じるという考え方があります。
これに基づき、東洋医学では古来から、痛みは水や血の問題から生じると考えられてきました。
日本は火山が多く平地が少ないため、土も水も十分にミネラルを蓄えることができず、食事からの摂取ミネラルが不足しがちになります。
ミネラル不足は水の滞りを引き起こし水毒となるので、日本の腰痛は水毒から来るものが多いのです。
水毒以外だと、血流の停滞により痛みが生じるもの(血毒)、自律神経の乱れが心因性の痛みを起こすもの(気毒)、加齢による組織の老朽化によるもの(腎虚)なども原因になり得ます。
当薬局では、体質や症状から痛みの原因を特定し、それに合わせた漢方薬をお出しします。
漢方を選定する際、「糸練功」という医療気功の技術を用いており、お客様の病態をより正確に把握し、漢方の証(現在の体質と病態、漢方処方)を導き出すことができます。
糸練功については、詳しくはこちら 糸練功(しれんこう)とはのページをご覧下さい。
私たちも、漢方を学び始めた頃は、手術か対処療法しかないと言われている腰痛が本当に良くなっていくのか半信半疑でした。
しかし経験を積むにつれ、「あんなに辛そうだった痛みが…?」、「あれほど長く悩んでいらっしゃったのに…?」と感じるほどの驚くべき成功を、数多く目の当たりにしてきました。
辛い思いをされている方、長年悩んでおられる方、諦める前に是非当薬局にお問い合わせ下さいませ。
腰痛の改善例
62歳女性
腰が痛み、両太ももの裏側がひきつるとご相談です。
肩から背中全体にかけてのコリと痛みもあります。
長い間、体に負担のかかる仕事をされてきたのでその無理が出てしまったのでしょう。
肩関節、胸椎、腰椎ともに異常があり、骨の弱り、関節の炎症、血流の悪さが考えられました。
少しでも早く楽になりたいとのことで、風湿の邪を除き、水分代謝を良くして関節の代謝を改善する薬方、瘀血を改善する薬方、ミネラルバランスを整える補助剤など四処方を服用頂きました。
1か月目で腰、肩とも楽になり、6か月でほとんど自覚症状はなくなり、その後1年程度で服用を終わりました。(ボテジャコ掲載)
64歳女性
数年来の腰痛と歩くとピリピリと電気が走るようなしびれがありました。
冬場や寒い日は余計ひどくなるとのこと。
来店時、脾経と膀胱経の異常が見受けられ、水分代謝を改善する事、関節の代謝を改善する事を中心に薬方を選びました。
服用1か月で症状はかなり改善できたのですが、調子が良いため、畑仕事を頑張ってされたところ、痛みで寝返りができなくなってしまいました。
腰椎関節の炎症がひどく、急性の痛みに対しての薬方を追加して3週間程度で症状は楽になりました。その後10か月ほど漢方薬を続けて頂き終了しました。(ボテジャコ掲載)
55歳男性
最近、腰痛が段々ひどくなってきたとのことでご来店です。
くしゃみをした時や朝起きる時は特に痛みます。
腰椎のすべり症の診断を受けておられますが、お仕事が管理職でとても忙しく、病院にも行けず、休むこともできないのでとのことでした。
痛みを相当我慢して無理をされているようで、脾経・腎経の経絡に強い異常が見受けられました。
この方には胃腸を整え、肝血を補い筋肉を正常に戻す薬方と、風湿の邪を体外へ追出す薬方を選びました。
服用後3週間程度で効果が感じられ、8ヶ月の服用で漢方薬は終わることが出来ました。(ボテジャコ掲載)
63歳女性
15年来、腰椎の変形からくる腰痛と坐骨神経痛を繰り返し、病院に入院されたこともあります。
実は6年前にも、痛みで歩けなくなり2週間寝込んでいたとご来店頂き、その時は3か月ほど漢方薬を飲んで改善し、漢方薬も休薬しました。
今回、体を使う作業やお孫さんのお守りでまた無理をされ、坐骨神経痛が再発してしまったのです。
関節の炎症も強く、骨の弱りも進んでいるためか、6年前の漢方処方とは違い、3種類の漢方薬が必要となりました。
経過は順調で7か月程度の服用で漢方薬をやめることができました。(ボテジャコ掲載)
68歳男性
5か月程前より腰、臀部から右足のつま先にかけてずーんとした重い痛みがあり指先はしびれています。
左足もおかしい感じがするとのこと。
検査では第5腰椎下部の椎間板ヘルニアから坐骨神経痛が起こっていると言われました。
田んぼや畑、また大工仕事などで体を使うことが多く、何とかならないかとご相談頂きました。
この方は膀胱経の経絡異常が考えられ、寒邪を除き気の流れを改善する漢方薬、湿邪を除き、水分代謝を改善し、骨や関節の代謝を改善する漢方薬を飲んで頂きました。
粉薬で始めましたが、効果がすぐれている煎じ薬に変更し、1か月目から効果が現われ、4か月目には7割方改善しました。
その後も順調に経過し、7か月目から予防も含め漢方薬を減量しました。
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【滋賀夕刊掲載記事】第107話 神経痛の悪化~無理するといけません~
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