立夏を過ぎ、
朝晩はまだ少しひんやりする日もありますが、
今日は汗ばむような陽気となりました。
昨日は京都で開催された中医薬研究会の定例会に出席し、
薬膳についての講演を聞く機会に恵まれました。
とても学びの多い内容で、
また店頭でも少しずつ皆さまにお伝えできたらと思っております。
今日ご紹介するのは、
ひどい月経痛のご相談から始まり、
その後、妊活のご相談へとつながり、
最後にはご妊娠・ご出産に至られたJさんからいただいたお手紙です。
以下、お手紙をご紹介させていただきます。
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私が初めて本陣さんに行ったのは、約2年前でした。
生理痛がとてもひどく、
仕事へ行っていた頃は、市販の薬を飲んでも全然効かず、
大量に飲んでしまっていた時もありました。
私にとって、生理が来ること自体が苦痛でした。
生理の血も、いつも「どろ〜ん」とした塊が出るのが当たり前で、
「サラサラ」の鮮血が良い状態だなんて、思ったこともありませんでした。
基礎体温も、高温期と低温期がはっきり分かれておらず、
排卵日もよく分からない状態でしたが、
本陣さんで自分に合った漢方を選んでいただき、
1年半くらいで少しずつ変わってきました。
生理の血も鮮血になり、
生理痛もやわらいできました。
その頃から、妊娠しやすい体づくりへと、
漢方も調整していただきました。
以前、中国の先生から
「子宮の赤ちゃんのベッドは、ふかふかが良い」
と聞いたことがあり、
やっぱり生理の血って大事なんだな、と感じました。
ちょうど2年になる頃、初めて妊娠することができました。
もっと早く漢方を飲んでいたら、
7年も待たなくて良かったのかな、と思うこともあります。
でも、聡先生に出会えたから、今があるんだなと思っています。
いつも親身になって話を聞いてくださり、感謝でいっぱいです。
私よりもっともっと悩んでいる方がたくさんおられると思いますが、
「買って終わり」ではないので安心です。


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Jさんは、付き添いのお母様、そしてご紹介くださった方と一緒にご来店くださいました。
普通に座っているだけでもお辛そうで、
とてもお疲れのご様子だったのを今でも覚えております。
すでにご結婚されていましたが、
まずは妊活というよりも、
月経痛をやわらげ、体調を整えることからのスタートでした。
文面にもあるように、
月経痛だけではなく、基礎体温も不安定で、
排卵のリズムも乱れていた可能性が考えられました。
中医学では、月経痛にはさまざまな原因があると考えます。
「瘀血(おけつ)」
血流が滞り、流れが悪くなることで痛みが生じる状態
「陽虚(ようきょ)」
冷えによって子宮が冷たく硬くなり、痛みを感じやすい状態
「気滞(きたい)」
ストレスなどで“気”の巡りが悪くなり、子宮の収縮が強くなる状態
「血虚(けっきょ)」
血が不足し、十分に栄養が行き届かない状態
このような体質が重なり合って、
月経痛として現れていることがあります。
生理痛が強い場合、
子宮が冷えていたり、硬くなっていたりする状態が考えられます。
それは赤ちゃんにとって、
「冷たく硬いベッド」のような環境です。
赤ちゃんは、
“ふわふわであたたかいベッド”が大好き。
妊娠しやすいことはもちろん、
妊娠後も穏やかに過ごしやすい環境を整えることは、
赤ちゃんへの何よりのプレゼントなのかもしれません。
昨日の薬膳の講師の先生は、
各種メディアにも出演されている、
一般社団法人 薬膳コンシェルジュ協会 代表理事の
杏仁美友 先生でした。
身近な食材を使った「かんたん薬膳」のパイオニアでもいらっしゃいます。
本当にすぐ実践できるレシピばかりで、
「明日からやってみよう」と思える薬膳のオンパレードでした。
これまで中国研修や薬膳の本などで学ぶ中では、
日本では手に入りにくい食材や、生薬そのものを使った料理も多く、
どうしてもハードルの高さを感じることがありました。
だからこそ、
“続けやすいこと”
“食べやすいこと”
“毎日の生活に取り入れやすいこと”
それもまた、とても大切なのだと、
今回の講義で改めて感じさせていただきました。









