この夏は本当に厳しい暑さが続いていますね。
身体のだるさや頭の重さを感じている方も多いのではないでしょうか。
どうか無理せず、ご自身をいたわりながらお過ごしください。
さて今日は、長年の治療に悩みながらも、希望をあきらめずご夫婦で体調を整え、見事に赤ちゃんを授かったTさんのご報告をご紹介させていただきます。
8回の人工授精と4年の月日、Tさんのご紹介
Tさん(30歳代)は、もともと排卵障害があり、結婚前からピルを服用されていました。
ご結婚後はすぐに不妊治療を開始されましたが、ご主人の精子の運動率が低く、人工授精を8回受けても妊娠には至りませんでした。
ご相談にいらしたときには、治療開始から4年が経ち、身体的にも精神的にもお疲れのご様子でした。
全身のむくみ、肩こり、頭痛、手足のほてり、便秘など、いくつもの不調を抱えていらっしゃいました。
東洋医学的に見たTさんの状態と、整えるための第一歩
漢方の視点から見ると、Tさんは「腎陽の虚(冷え)」「湿濁(老廃物の蓄積)」「瘀血(血流の滞り)」が複雑にからみ、排卵や妊娠の力が弱くなっている状態でした。
さらにご主人も、甘いものやお酒を好み、血流が悪く、肩こりや頭重感がありました。
体重の増加もあり、ご夫婦ともに身体を整える必要がありました。
そこで、Tさんには腎陽を温め、血の巡りを良くし、気血を補う処方を。
ご主人にも血流を改善する漢方と食生活の見直しをお願いしました。
少しずつ見え始めた変化
服用から1か月ほどで、Tさんはまず便通が改善し、手足のほてりも軽減。
2か月後には、長年悩まされていた肩こりや頭痛も少なくなっていきました。
そして3か月後、なんと数年ぶりに自然な排卵が確認されました。
半年後、改めて人工授精に挑戦した結果、妊娠が成立。
まさに「次がダメなら体外受精を」と話していた矢先のことでした。
不妊治療のステップアップを考える前に
最近では、人工授精からすぐに体外受精へ進まれる方が多くなっています。
もちろん、それが最適な場合もありますが、「体外受精さえすれば妊娠できる」と思って進まれる一方、現実には1回や2回で結果につながらないことも少なくありません。
実際には、体外受精の生産率(出産までに至る率)は30歳前半でも20%ほど。
何度も挑戦し、それでも妊娠に至らずご相談に来られる方が少なからずおられます。
妊娠しやすい体づくりは、治療をより効果的にするための「土壌づくり」です。
一歩踏み出す前に、ほんの少し立ち止まってご自身の体を整えてみる――
そんな時間が、結果的に大きな近道になることもあるのです。
見えない変化を信じて…迎えられた新しい命
Tさんご夫婦は、見えない変化を信じて続けてくださいました。
「少し疲れにくくなった」「手足の冷えが減ってきた」
そんな変化こそが、体が整ってきた証です。
信頼の中で、焦らず整えていく――
命の芽を育てる力になれたのなら、私たちにとっても本当にうれしいことです。
この暑さの中、庭で一番元気な花は、桔梗に並んで、エキナセア!
結構雨も降っていないのですが
変わらない花姿に、たくましさを感じます。

普通のエキナセア品種と違って、マーガレットのような花姿が気に入って、育て始めました。
エキナセアのようにこの夏を元気に乗り切りたいと思います。








