大学4年生の時 (当時、薬学部は4年制でした)

研究室の教授から

将来が決まってるなら、専攻科に行かないか?

うちの大学には薬学専攻科といって、大学を卒業、
国家試験合格後

一年間、病院で臨床研修をさせてもらえる科がありました

今の薬学生は5年次に病院薬局研修が必須ですが

当時、病棟研修なんてできるところはほんとに珍しく

色々経験だから・・・

と軽い気持ちで進学

そして配属されたところは

救命救急センター!!

ICUとセンターの病棟

その名の通り

日々生死の狭間の患者さんが来られます

センター長が脳神経内科の先生だったので

特に脳血管障害が多かったと思います

私は薬剤師で病棟研修生の扱いなので

ドクターも看護師(当時は看護婦)さんも皆優しかったです…

救命センターという性格上、話が出来ない病状の方が多く

あまり患者さんとは触れ合えませんでしたが

病棟の医薬品管理や準備、情報提供など

それと卒業論文のための研究も・・・

それはそれで無事論文もかけたのですが

何人もの亡くなってしまう場面を見ました

(もちろん助かる方のが多いのですが)

意識もしっかりしていたのに劇症肝炎で・・・

全身大やけどで苦しみながら・・・ 

くも膜下出血で・・・

・・・

院内でもエマージェンシーがかかると

与薬車を押して走って・・・

ほんとにハードな研修でした

病棟研修の最初の頃に

一体ここでボクは何をすればいいんですか?

指導薬剤師の先生に尋ねました

患者さんを自分の家族だと思いなさい

そして薬剤師のキミは何が出来るかを考えて

それをやればいいんだよ・・・

その考えでやることは何をやっても

結局は患者さんのためになるから・・・

大学出てほやほやのあまちゃん薬剤師には

経験だからの一言では片づけられない

大変な1年を過ごさせていただきました

そのころは漢方専門どころか漢方のかの字も

頭にはなかったです・・・

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隣にお城がありました

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