少しだけ梅雨らしく雨も降りました
今日だけはお天気。
3連休の初日、行楽に出かける方も多いようです。渋滞で時間に間に合わず、大変な思いをされた方もおられました。
なかなか雨が降らない間に元気がなかった草花も、元気になったかと思うと
ちょっとばかり元気すぎて💦
明日は雨の合間に庭仕事と思っております。
さて、今日のお話は
産後の肥立ちが悪くなかなか妊娠できなかった方のお話です。
産後の養生は昔から大切であることは広く知られるところです
ただ、様々な事情から十分な養生ができない方も少なからずおられますし、妊娠中の体調が原因で、出産にも影響し、その結果産後の体調不良につながる方もおられます。
出産は、女性の人生においておお仕事でもあり、試練です。
出産には1.大変な体力を使い、2.大量の汗をかき、時には3.出血も多くなることがあります。
この1~3が原因で、身体は
1.気虚 2.陰虚 3.血虚、の状況であり
その程度によって以下のような様々な症状が現れます
産後の下腹痛 胎盤遺残・胎盤残留 悪露が残っている 悪露が長期に続く 分娩後の大出血
産後、発熱が続く、 産後のけいれん、 産後のめまい、 産後の便秘、 尿が出ない、 頻尿、
産後の乳汁分泌不足、 産後の腰痛、 産後の浮腫み、 産後の全身の痛み、 産後の不眠、
産後汗が多い、
これらの症状は、1~3の状況がある上に、育児のストレスや、育児の体力消耗が加わり、体質に応じて症状が発生します。どの症状も漢方薬での対応方法があり、なるべく軽いうちに、期間が長引かないうちに状況にあった漢方薬を服用することが大切です。
期間が長引くほど、また、放置すると、次の妊娠に影響が出たり、更年期の症状が重くなったり、様々な病気の原因につながります。
今日ご紹介する例は、産後の体調不良がきっかけで、様々な症状に悩まされながら育児を続けた結果、二人目が授からず相談に来られた方です。
35歳女性。出産直後微熱が続き、産後の回復が思わしくありませんでした。その後不眠など様々な症状に悩まされていましたが、1年以上が経過し月経再開、すぐ妊娠を目指しました。
その後、1年半経過しても授からないのでご来店。1年子宝に恵まれなければ、1周期の妊娠率は4%弱になります。
出産以来の不眠の悩みが続いており、寝不足のため日中も疲れているご様子です。
酸棗仁、拍子仁の入った漢方薬を続けていただき、腎を補う地黄を主成分とした補腎薬をお勧めしました。
途中半年ほど休薬した事もありましたが、2年後かわいい女の子を出産されました。
拍子仁はヒノキ科のコノテガシワの種で、心血が不足して、不安感を持つ場合、心を養い、安神作用によって、
心が落ち着き、不安感を取り除く働きがあり、不眠、多夢、動悸などの症状に使います。
酸棗仁はクロウメモドキ科のサネブトナツメの種で、肝血が不足し、イライラ、不安、憂鬱などの症状を持つ場合、
肝血を養い、肝の疏泄の働きを助け、眠りを良くしする働きがあり、不眠、多夢などに使います。
どちらも、睡眠を改善するための要薬で、不眠症に使う漢方薬に、良く処方されます。
不妊症周期調節法の父である南京中医薬大学付属病院の産婦人科、夏桂成国医大師は、
妊活で睡眠の状態はいつも重要に考えておられ、酸棗仁や、拍子仁が良く処方に組まれているのを見ました。
1.睡眠時間
2.睡眠に入る時間
3.夢を見たり、夜に目が覚めるかどうか
問診の中で、大事な点として、時には養生が悪いと叱責されていたのを覚えております。
「心」が眠りと深くつながっているのですが、「肝」血が不足すると、心が養われず、肝心の血が不足すると眠れなくなります。そして、ホルモンの分泌が悪くなり、腎精も損なわれ、妊娠できない状況に至ります。
庭で元気に咲き続けている西洋人参の花
淡い紫のかわいらしいお花ですが、結構立派に茂ってきて、
「西洋ニンジンボク」と中薬学に紹介されている意味が分かります💦
根は生薬として、肺の熱を取り、陰を補うことにより、長引く空咳などに使いますが、肺気を養い、心を補うことによって、眠りを改善する効果もあるため、疲労回復や、リラックスするのお茶として服用することがあります。
でも、まだそこまで大きくないので、かわいそうなので根っこはまだまだ使わないでおこうと思います・・・






