滋賀夕刊に掲載中の【漢方薬のおはなし】2025年11月分をご紹介いたします。
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今月は、第287回『つらい足のしびれと痛み…~漢方薬でいつまでも元気に~』です。
左のふくらはぎにひどいしびれと痛みが続いていた50代女性のPさん。
日常生活にも大きな支障が出てきたことから遠方より相談です。
脊柱管狭窄症が原因の坐骨神経痛とのことで、色々治療をしましたが改善が乏しく、電車通勤では吊り革につかまっていても立っていられないほどつらい状況が続いていました。
長時間同じ姿勢でいることが難しく、外出や家事にも影響が出て「このままでは仕事を続けられなくなるのでは」と不安を抱えています。
東洋医学では、痛みの背景には「不通則痛(気・血・水の滞りによる痛み)」と「不栄則痛(気・血・水の不足による痛み)」という二つの原則があると考えます。この原則に基づき体質を見極めることが、長引く痛みの改善には欠かせません。
Pさんの場合、体質や症状、生活状況から、冷えと水分代謝の滞りが痛みを悪化させていると考えられ、冷えを取り除き水の巡りを整える漢方薬を選びました。
服用開始から1カ月ほどで、通勤中に久しぶりに最初から最後までずっと立っていることが出来たとのうれしい報告を頂き、その後は波がありながらも徐々に症状が良くなり、半年ほど経つ頃には長く動いた時だけ痛みが出る程度にまで改善しました。
もともと運動が好きな方で、以前と同じようにスポーツを楽しみたいという目標を持つPさん。再び元気に身体を動かせる日を目指し、引き続き漢方薬で体質を整えながら前向きに取り組まれています。








