8月22日から23日にかけて
東京で中医不妊講座に出席してきました
1日目は症例検討会
2日目午前中は中医学講師の3人の先生方のお話
 

2日目午後は、ファティリティクリニック東京の「小田原靖先生」の御講演

「不妊治療最前線〜成功率を高めるための取り組み〜」でした

小田原先生は不妊治療の成功率の高さで知られている先生との事で

以前不妊カウンセラーでの勉強会でも、お話を伺った事があります

不妊治療の現況

排卵誘発における最近の潮流

全胚凍結

難治症例に対する取り組み

培養における最近の取り組み

着床前診断についてなどを中心にお話があり、

先日新聞に掲載されていた「卵子提供」の取り組みについて

「JISART」という団体のことについて記事になっておりましたが、
そのことについて、事前に質問させていただきました

小田原先生はちょうどこの機関に所属されておられるようで 

様々な条件を設け、実施されているとの事、

卵子提供者の不足など難しい問題はありますが
日本国内であるということは、大きな違いになりそうです

また、高齢に伴う妊娠力の低下の原因について

染色体構造の不整
透明体の硬化
ミトコンドリア機能の低下
ATP産生低下などを挙げられ

そのためにでき得ることとして

年齢・個人差を考慮した至適調節卵巣刺激を行う
得られた卵子の状況による培養条件の設定
より良い子宮内膜調整

などとし

漢方薬・サプリメントなどの代替医療なども
一つの方法として挙げられました

先日の足立病院の中山先生に続き
今回の小田原先生の講演でも

「漢方薬の服用」について触れられたのが非常に印象的です

小田原先生のクリニックの妊娠率が高い理由について
考えながらこの講演を拝聴していましたが
こういったことがポイントなのではないかと思いながら
聞いておりました

この記事を書いた人

竹内 聡
2003年より不妊婦人科周期調節法の中国研修にて毎年研鑽を重ね、日本中医薬研究会「不妊症専門部会」の上級エキスパートとして活躍中。 ご来店いただいたすべてのカップルが、 笑顔でお帰りいただけるように!いつもそのような思いで店頭に立っております。担当:子宝/更年期/各種婦人病/産前産後のケアなど