滋賀夕刊に掲載中の【漢方薬のおはなし】2026年5月分をご紹介いたします。
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今月は、第293回『つらい膝や腰の痛み…~複数の痛みを解消する漢方~』です。
50代女性のTさん、膝と腰の痛みが悩みです。
4カ月ほど前から違和感と痛みが出始め、歩行や立ち座りの際にも負担を感じるようになりました。
変形性膝関節症といわれ、痛み止めを服用している間は落ち着いていますが、庭仕事をした際に強い痛みが走り「このまま悪化するのでは…」と不安を抱えるようになりました。
さらに、同じ頃から腰の痛みも出始め、動くたびに膝腰両方に不調を感じるため、「膝だけでなく腰も含めて全部良くしたい」という希望でした。
東洋医学では、痛みは気・血・水の巡りが悪くなることで起こると考えます。
中でもミネラル不足から水分代謝が悪くなり痛みが起こる場合が多く、一時的に痛みを抑えるだけでなく、水の巡りそのものを整えることが大切になります。
Tさんには、水分代謝を整え、巡りを良くする漢方薬を中心に選びました。
服用開始から2カ月ほどで少しずつ変化が見られ、半年が経つ頃には膝の痛みはかなり軽減。
その後は腰の改善に取り組み、同様に水の巡りを整える漢方薬を継続しました。
服用開始から1年ほどで、膝や腰の痛みの大部分が気にならない程度まで改善し、「体が本当に楽になり、動くことが不安にならなくなった」と喜ばれていました。
痛みは年齢だけが原因とは限りません。
体質や巡りを整えることで、長く続く不調を和らげることが出来ます。
長引く痛みは、我慢を続けるほど生活の質にも影響します。
早めに体を見直し、これからも元気に動ける体づくりのために漢方薬が役立ちます。









