昨日は、漢方薬を服用して妊娠・出産されたお客様が、八カ月の赤ちゃんと一緒にご来店くださいました。
とてもきれいなつるつるのお肌で、

「出産後からずっとお肌がきれいで、トラブルが無いので、逆に心配で先生に聞いたくらいです」
「とてもお利口で、育てやすい子なんです」
「漢方薬を服用していたおかげだと思っています」

と、本当にうれしそうにお話ししてくださいました。

妊娠中も継続して漢方薬を服用していただくと、お肌のトラブルが少なく、髪の毛もしっかりあり、元気なお子様になることが多いと感じます。
赤ちゃんは、お母様から栄養を受け取って育ちますから、漢方薬で体調を整えることで、その栄養がしっかり赤ちゃんに伝わるのだと思います。

今日ご紹介のお手紙は、長く妊活の悩みを抱え、ご来店くださっていたMさんからいただきました。
良い卵は採れているのに、なかなか着床しない――そんなお悩みを抱えておられました。
以下、お手紙です。

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漢方の本陣薬局 竹内聡様

令和7年○月○日に、3306gの女の子を出産しました。名前は○○です。
不妊治療で採卵・移植を何度か行うも、なかなか着床せず相談しに伺いました。
体調や治療に合わせた漢方を処方してもらい、服用を続けていました。
仕事を辞め、ストレスフリーになったこともあり、その後妊娠しました。
妊娠中は、時期に合わせた漢方を処方していただき、トラブルもなく出産できました。
産後の回復も順調で、今は慣れない育児に奮闘しています。
長年お世話になり大変感謝しております。ありがとうございました。


 

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短い文面ですが、実はとても感動的な出来事でした。

繰り返しの採卵、繰り返しの移植。
心と体への負担は計り知れません。
最初は「何とかなるかも」と思えたとしても、続けば続くほど、
不安、あせり、絶望――さまざまな思いと向き合うことになります。

それは大変苦しい、長い道のりだったと思います。

病院での治療が重なると、体の陰陽バランスが乱れ、気血の巡りも滞ります。
さらに、痰濁という老廃物が蓄積し、着床にとって良くない状態になることがあります。
その副作用を緩和しながら、着床環境を整えるために漢方薬を用いることで妊娠につながるケースは多くありますが、治療が長くなるほど、治療の影響が大きくなり
「一度休む」ことで結果が出ることもあります。

最後の移植以降は、漢方薬の費用も、飲み方も負担を減らし、無理なく続けられる形に切り替えました。
そこからの「自然妊娠」のご報告――本当に驚きましたし、心から感動いたしました。
このようなことは、時々起こります。

妊娠中も漢方を続けてくださり、高齢で自然妊娠にもかかわらず、何のトラブルもなく、3,000gを上回る元気なお子様に恵まれたこと、何より嬉しく思います。

Mさんの場合
・仕事を辞めてストレスから解放されたこと
・不妊治療の緊張感から一度離れられたこと
・漢方薬で体調が整っていたこと、減薬しながらも漢方を継続してくださったこと

それらが自然妊娠につながる大きなきっかけになったのだと思います。

このような出来事に出会うたび、私はまた一つ夢が広がります。
もっとたくさんの方の笑顔に出会いたい――その想いが、私の原動力になっています。

先日、閉幕前日に大阪万博に行ってまいりました。
実は初めての万博!
周りからは「チャレンジャーだね」と言われ、散々脅かされ、恐る恐るの参加です。
12時からのチケットでしたが混雑を見込んで14時30分頃に到着。
意外にもすぐ入場でき、どこもかしこも入場規制でしたが、大屋根リングの木組みの美しさ、そして素晴らしい花火――どれも心に残る万博の思い出となりました。