更年期に入る頃から、
急なほてりや発汗に悩まれる方が増えてきます。
顔が一気に熱くなったり、汗が止まらなくなったり。
自分の体なのにコントロールできない感覚に、
不安を感じることも少なくありません。
漢方では、このような変化を
「腎」の働きの弱りとしてとらえます。
「腎」は、成長や老化、生殖に関わる大切な働きを担っています。
閉経もまた、この「腎」の変化と深く関係しています。
この働きが弱くなると、体の中の潤いが少しずつ減り、
体温をうまく調整する力が乱れていきます。
その結果として
・急なほてり
・発汗
・のどの渇き
・皮膚の乾燥やかゆみ
といった症状が現れます。
さらに、「肝」の働きも影響を受けていきます。
「肝」は、自律神経のバランスを保つ役割がありますが、
「腎」の支えが弱くなることで、その働きも不安定になります。
そのため
・イライラ
・不安感
・動悸
など、気持ちの揺らぎや体の変化も感じやすくなります。

Aさんは、閉経後からホットフラッシュが強くなり、
夜なかなか寝つけなくなりました。
夜中に目が覚めてしまうと、その後は眠れず、
日中は頭が重く、体もすっきりしない状態が続いていました。
好きだった旅行にも、気持ちが向かなくなっていたそうです。
そこで、体を潤しながら
「腎」と「肝」の働きを整える漢方を続けていただきました。
少しずつ朝まで眠れる日が増え、
目覚めも軽くなっていきました。
それに伴い、ほてりも和らぎ、
体も気持ちも楽になっていかれました。
やがて、再び旅行を楽しめるようになったとお話しくださいました。

更年期は、体の大きな変化の時期です。
その変化に合わせて整えていくことで、
過ごし方は少しずつ変わっていきます。
無理に抑えるのではなく、
体の内側からバランスを整えていくこと。
それが、更年期を穏やかに過ごす一つの方法になります。
そしてその積み重ねが、
その後の毎日にもつながっていきます。
私自身も、更年期の時期を過ぎていますが、
当時は体調の変化を感じることがありました。
義父や実父の介護、
家族の心配など、
さまざまなことが重なっていた時期でした。
そんな中で、体調を支えてくれたのが漢方薬でした。
亀鹿仙、天王補心丹、ミンハオ、冠元顆粒など、
その時々の体調に合わせて続けていく中で、
少しずつ整っていったように感じています。
今も元気に仕事を続けられているのは、
こうした積み重ねがあったからだと思っています。
更年期は終わりではなく、
次の時間へとつながる大切な節目です。
体を整えることで、
その先の毎日も、穏やかに過ごしていけるようになります。
そのお手伝いができればと思っています
先日、滋賀県の赤坂山に登りました
あまり天癸は良くなかったのですが
ちょうどイワカガミの花が見ごろを迎え、
新緑も美しく、とても良いリフレッシュになりました






