Nさんは30後半の看護師さんでした。
一年前に人差し指の関節からリウマチ性の痛みが発症し、右手首も痛みが広がりました。
リウマチ因子も高く、リウマチの診断を受け鎮痛剤をお飲みです。
仕事柄、時間が不規則でストレスも多く肩こり、腰痛もあり整体にも行かれているようです。
以前、不妊治療で排卵誘発剤を使って体調を崩したのが、漢方薬で治り2人の子宝に恵まれたことから、東洋医学を信用して下さっていてご来店くださいました。
最初、糸錬功で確認すると炎症は強そうですが、一経絡のみの異常だったので去風湿の漢方薬一剤だけお飲みいただきました。
一ヶ月目のとき少し楽になるも、夜勤が続くと少し脹れてくるようです。
でも、生理の経血が以前よりサラサラになったといわれました。
それからまあまあの状態を続けていたのですが、冬を越して雪どけ(-_-;)の無理と、お仕事で心臓マッサージの研修をされ手首に負担がかかり、痛みがきつくなってしまいました。
糸錬功で確認すると別の経絡で悪化がみられ、利水消腫・補気健脾の漢方薬を加えてお飲みいただくことにしました。
そしてNさんはあまり職場の勤務が自分の体調にはハードだったためもう少し楽な職場に転勤されたのです。
それから調子が良くなり半年後に漢方薬の量を半分に減らし、その後半年間おのみいただきお薬の服用を終わりました。
あれからもう一年半たっていますが、連絡はありませんが調子は悪くないのでしょうね。
実はNさんとは私が20年ぐらい前、3年間入退院を繰り返していた頃、病院でお見かけしたことがあります。
白衣の天使といわれる看護師さん、お仕事中は疲れや体調の悪さを顔に出されることはありませんが、皆さんかなり無理をされていることが多いようですね。
サト先生のお客様にも多い職業の一つです。