最近コロナに感染される方が急増しております
毎日に近く、お客様から感染のお知らせが届き
漢方薬でできることなどお話させていただいております

そんな状況とは裏腹に、7月、8月かつてないほど妊娠のご報告が続いており
大変驚いております

それはとてもうれしいことなのですが
時々、妊娠されてかなり経過してからお知らせをいただくことがあり
私の、お話不足だと反省することが多々あるのです

妊娠されたとき
体は大きく変わります
一番心配なのは、免疫力の低下です
風邪などの病原菌に対する抵抗力が落ちるのです

風邪から体を守る力のことを、「衛気」と言いますが
妊娠した時、体の大きな変化として
「衛気」が不足した状態になるのです
様々な感染症にかかりやすくなりますから
「衛気」を普段より高めることがとても大切になります

また、中には、血流が悪くなる方がおられ
そのことが原因で、流産につながる方もおられます
血流を良くすることが、妊娠継続にとても大切な場合がありますが
血流を良くする漢方薬の選択は非常に慎重に行わなければ
漢方薬の種類によっては流産の原因になることもあります

そして、妊娠初期において悩ましいつわりの問題
つわりは、個人差が大きいのですが
早めの対処で少しでも楽にすることができます
つわりが出てきてからでは遅いときもあり
できるだけ早い段階での服用が大切です
気の流れを整え、胃腸の働きをよくする、縮砂、木香、生姜などや
胎毒と言われる熱を冷ます、黄芩など
様々なものを組み合わせ状況に合わせて改善を目指します

出血も大切なシグナルです
色によって考え方が変わります
茶色、ピンクはは気の不足
赤色は、血熱、
量が多いときは流産の可能性が高いので注意が必要な色です
黒色は、瘀血
簡単には上記のように分かれますが、複雑に絡んでいることもあります
それぞれ対処方法が違います
出血を放置すると、やはり流産の原因に積んがりますから注意が必要です。

妊娠した時までの体質と
妊娠してからの体質が変わり
その時に合った漢方の服用方法に速やかに変更することが大切です

なにより、妊娠中のコロナ感染はできるだけ避けたいもの
免疫力を上げるため、衛気を高めることがっても大切です
先日も、妊娠のご報告の直後にコロナ感染のご相談をお受けいたしました
祈るような思いで、毎日を過ごさせていただいております
どうか皆様お大事になさってください

今年も、アネモネドリーミングスワンが咲き出しました
今頃のこのようなお花は少ないので
貴重です
これから少しずつ秋の花が咲き出します