もうすぐ6月。まだ肌寒い日もありますが、少しずつ夏の気配が近づいてきましたね。
そろそろ梅雨入りの時期。街では紫陽花が咲き始めているようですが、我が家の庭ではまだもう少し先のようです。
その代わり、年々立派になってきたクレマチスが今まさに見頃で、季節のうつろいを楽しませてくれています♬

今日は、私の心に深く残ったあるお手紙をご紹介したいと思います。
最初のご相談は、初めての妊活のこと。
その後、無事に女の子をご出産されて、今度は二人目の妊活について再びご相談いただきました。
長い時間をともに歩んだその方から届いたお便りに、胸がいっぱいになりました。

お手紙:不安なときも、そっと支える漢方の力

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竹内聡先生、本陣薬局のスタッフの皆様へ

2019年、漢方服用のおかげで第一子を無事出産しました。
長女が1歳を迎え、卒乳の頃から二人目の妊活を始めました。
一人目は自然妊娠だったこともあり、まずはタイミング法で自分たちで始めましたが、なかなか授からず、再び本陣さんにお世話になることにしました。

体調を整えるため、漢方の調剤服用から再スタートしましたが、増えていく基礎体温表、周囲の妊娠報告、自分たちの年齢、そしてコロナ禍による生活の変化……。授かれないことへの焦りが日ごとに大きくなっていきました。

そんな中でも前向きに妊活を続けられたのは、定期的に心身の状態を相談でき、そのたびに体調に合わせた漢方を処方してくださる本陣薬局の存在が大きかったと思います。

焦る私に、聡先生は「今授かっていたら、上の子とたくさん遊べなかったね。思いきり遊べてよかったね」と声をかけてくださいました。その言葉に何度も心が救われました。

本陣に行くと、いつも心と体がリセットされ、悩むよりも前を向ける自分でいられました。いつの間にか、聡先生のカウンセリングが楽しみになっていたのです。

2年以上経ち、体外受精をすすめられたときは、まだ心の整理がつかず治療に踏み切れませんでしたが、神戸の素晴らしい病院を紹介していただき、なんと1回目の治療で授かることができました。あまりのスピードに驚くばかりでした。

これまで、体調不良もなるべく漢方で整えてきて、本当に良かったと思います。妊娠中のつわりや眠気、むくみなども、ひどくなる前に対応していただき、月ごとの養生の仕方も丁寧に教えていただけたおかげで、産休の前日まで元気に働けました。

漢方で身体が整うと心も安定し、周りの人を思いやる余裕が生まれ、自分も周囲もハッピーになる——今回、改めてそのことを実感しました。

そして、現在5歳になる長女の育児を振り返っても、驚くほどトラブルが少なく、育てやすく健康で、本当にありがたく感じています。

漢方は、お腹にいる時からできるわが子へのプレゼントだと思います。
いつも優しく、丁寧に接してくださるスタッフの皆様、そして聡先生、本当にありがとうございます。今後とも、よろしくお願いいたします。

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焦らず、心と体のバランスを整える

一人目のときは、漢方を服用しながら体調を整えて、自然に妊娠されました。
その経験があったからこそ、二人目も同じように…と取り組まれていましたが、思うように進まない現実に、不安や焦りが大きくなっていったご様子でした。
「前はできたのに、なぜ今はうまくいかないんだろう」――そんな葛藤の中での妊活、本当によく頑張られていたと思います。

妊活は、体の調子だけでなく、心の状態もとても大切です。
知らず知らずのうちに積み重なる不安やストレスが、体調に影響を与えることもあります。
私は、そんな心のゆらぎにも寄り添いながら、エイジングケアを含めた漢方のご提案を通して、できる限り自然なかたちで妊娠をサポートしたいと考えています。
「漢方はわが子へのプレゼント」という言葉は、私の想いそのもの。いただいたお手紙の一言ひとことが、本当に嬉しかったです。

お腹にいるときから子育ては始まっている

妊娠中、赤ちゃんはお母さんの食べたものから作られた血液によって育っていきます。
血流、胃腸の吸収力、心臓の巡らせる力、そして腎臓の解毒代謝――お母さんの身体の状態は、すべて赤ちゃんに繋がっているのです。
だからこそ、妊娠前から「赤ちゃんが心地よく育つ体」を整えることがとても大切だと、私は考えています。

「お腹にいるときから子育ては始まっている」
そう実感する場面に、これまでたくさん出会ってきました。
妊娠中から整えた体は、出産後の回復や育児のしやすさにも繋がります。
そして、お母さんの心と体が健やかであれば、自然と家族にも優しくなれる。
そんなあたたかな循環を、漢方を通してこれからもお手伝いしていけたらと思っています。