3月になって春が少し足踏みしているようですね
暖かかった2月から後戻りしているような気もしますが…
体調をくずさないようにしたいものです
今回は腰痛、坐骨神経痛、脊柱管狭窄症の女性2名のご紹介です
63歳 女性
15年来、腰椎の変形からくる腰痛と坐骨神経痛を繰り返されています。
病院に入院しされたこともあります。
当店には6年前、痛みで歩けなくなり2週間寝込んでいたとご来店頂きました。
その時は3ヶ月ほど漢方薬を飲んで改善し、漢方薬も休薬しました。
今回、体を使う作業やお孫さんのお守りでまた無理をされ、坐骨神経痛が再発してしまったのです。
関節の炎症も強く、骨の弱りも進んでいるためか6年前の漢方処方とは違い、3種類の漢方薬が必要となりました。
経過は順調で7ヶ月程度の服用で廃薬することができました。
81歳 女性
3年前から右腰から臀部にかけて痛みがあり、しばらく歩いていると休憩しないと足が出なくなる間欠跛行もあり、脊柱管狭窄症もあるようです。
数十年前に高い所から落ちたことがあり、それが大きな原因かと言われます。
普段は一人で生活されており何とかならないかと来店されました。
この方は脾系と腎系の経気異常があり、老化による関節の弱りと、普段から無理をされていることも考えられました。
漢方薬は袪風止痛、補気健脾、利水消腫の処方と接骨木製剤を補助として選びました。
服用後は2週めで少し楽になり、その後順調に経過し8ヶ月程の服用でほぼ改善することができました。
(ボテジャコ掲載)
腰痛、坐骨神経痛や関節痛は漢方薬の得意分野で、効果を早く感じて頂ける場合が多いです。
しかし、少し良くなったからと無理をすると症状がまた後戻りしてしまうもの。
今回のお二人は普段からかなり無理をされています。
少し楽になっても頑張らないように、きばらないようにとお話をしました。
痛みのある当初は養生が一番大事です。