先日長浜の盆梅展に行き、帰りは湖岸道路で帰りました。
雨の日が続き雪溶けも進んだのか、滋賀のモンサンミッシェルと話題になった湖北町の奥の洲も水がついて渡れなくなっていました。
冬らしくない冬も終わり、いよいよ春の訪れでしょうか…
今回は足の甲の痛み、だるさの方のご紹介です
61歳、女性
一年以上前から両足の甲に痛みとだるさがあり、特に歩き出すときにこわばって痛いと言われます。
足の冷えも強く、夏場のお風呂上りでもすぐに冷たく感じるようになっていしまいます。
見た目に腫れや赤みがあるわけでないからと、特に病院にはかかっておらず、検査もしていないとの事、
漢方で何とかならないかと来店されました。
確かに外見上は特に問題なさそうで、変形も見られません。
足の症状は腰が原因していることが多く、糸練功で確認するとこの方は腰部で膀胱系の異常が見受けられましたが、足の甲部でも心、胃、脾系の3経絡の異常が見受けられました。
直接の原因は腰ではなく足の甲自体に問題があるようで、漢方薬はそれぞれ3剤を選びました。
服用後一ヶ月で以前のような痛み、だるさは楽になり、二ヵ月後には冷えも改善しました。
半年でほとんど症状は改善することが出来、10ヶ月間の服用で終了しました。
(ボテジャコ掲載)
一年以上も検査などをせず我慢しながら生活しておられたようですが、漢方薬の効果が早く現れて良かったです。
足の甲はたくさんの骨から構成されているため、加齢や体重の負荷などから関節炎を起こしていたのかもしれません。
漢方薬は寒湿の邪を去り、関節のミネラル代謝を改善する事、阻害された血流を改善する事などが大切になります。
患部の検査をされてなく、痛みやだるさ、冷えの原因や西洋医学的な病名がわからない場合でも、漢方医学では充分対処ができることが多いものです。